NPC

【エルリーチェ】

 始都セントラルの研究所の所長をしているNPCの女性。

 種族は人間で、金髪のロングヘアにエメラルドグリーンの瞳をしていて、いつも白衣のようなものを身にまとっている。

 古代技術の研究を専門としていて、その成果を活かして新たな技術を開発している。

 その優秀さは随一で、その数多くの成果が認められて、三十代の若さで所長に任命された。

 研究者ではあるが戦闘も得意で、必要な素材を自分で取りに行くことも多かったらしいが、所長になってからはその機会はめっきり減ってしまったらしい。

 武器には自分で開発して体系化した機構剣を使っていて、その扱いは自分で開発したこともあって随一。

 一般的な武器として広めようとしているが、作製に知識が必要になることと、扱いにも多少の知識が必要になることもあって、中々うまく行っていない模様。



【ミルファ】

 始都セントラルの研究所の副所長をしているNPCの男性。

 白からわずかにくすんだライトグレーの髪に緑色の瞳をしていて、十三歳前後の容姿をしているが、エルフなので見た目が若いだけで、実年齢は二十代らしい。

 魔法道具の研究を専門としていて、生活に役立つ物から戦闘で使う物まで、様々な魔法道具を開発している。

 研究所の副所長を務めるだけあってその能力は優秀で、日々副所長としての業務をこなしつつ、研究も進めている。

 だが、自分の研究を進めたいからなのか、他の物事を面倒がる嫌いがあり、そこが少々珠にきず

 所長であるエルリーチェとは仲が良く、時には彼女の古代技術の知識も借りて研究を進めている。

 マテリアルクラフターも彼女の知識を借りて開発された物で、他にもそういった物は多いらしい。



【アリカ】

 NPCの女性。年齢は二十代、種族は人間で、肩のあたりまでの長さの赤いショートヘアに琥珀色の瞳をしている。

 戦闘能力には自信があるようで、主に護衛依頼や討伐依頼などを受けて稼いでいる。

 依頼主は個人や一般の組織の他、始都セントラルの運営評議会から依頼を受けることもあり、かなり信用されている様子。

 始都セントラルに来る前のことはあまり話したがらないので、そのあたりのことは不明。



【ローゲン】

 NPCの男性。五十代から六十代の人間で、白髪から覗いた緑色の瞳から放たれる鋭い視線からは歴戦の猛者であることを感じさせる。

 居合の達人で、居合の構えの扱いに関しては随一。その実力はこの歳になっても伸びるばかりで、衰えを知らない。



【アルム】

 行商人をしているエルフのNPCの少年。

 見た目は十二歳前後だが、エルフなので見た目が若いだけで、実年齢は十五歳。

 ピルムとは双子で、双子とだけあって彼女と同じ白い髪と緑色の瞳をしている。

 元々はどこか奥地の集落で暮らしていたが、ある日、妹であるピルムと共に緑都ネイオリアに移って、生活のために行商人を始めたとのことらしい。

 わざわざ緑都ネイオリアに移り住んだ理由は不明。



【ピルム】

 行商人をしているエルフのNPCの少女。

 見た目は十二歳前後だが、エルフなので見た目が若いだけで、実年齢は十五歳。

 アルムとは双子で、双子とだけあって彼と同じ白い髪と緑色の瞳をしている。



【オーリエ】

 アドラの世話役をしているNPCの女性。

 年齢は二十代ぐらいで種族は竜人、腰のあたりまで長さのある紅色の髪は戦闘時に邪魔にならないようにまとめられていて、その緑色の瞳からはいつもやる気がなさそうなオーラを漂わせている。

 元々は討伐依頼を受けたり、狩ったモンスターの素材を売って稼ぐ狩人だったが、その活躍が竜王の耳に入って、そこからアドラの世話役に抜擢された。

 実力が認められて抜擢されただけあって戦闘能力はかなり高く、アドラからもかなり気に入られている。

 いつもやる気のなさそうな感じを醸し出しているが、使用人としても優秀で、何だかんだで頼まれたことはきちんとこなしている。

 そのこともあって、アドラの屋敷の使用人の中では一番信頼されているようで、彼女が使用人メンバーの代表を務めている。



【ルミネ】

 サウシアに錬金工房を構える二十代の人間の女性のNPC。

 あまり活動的ではなく、基本的にはアトリエから出ることなく過ごしている。

 そのせいか、その藍色のショートヘアの整え方がいつも雑で、ダークブルーのそうぼうからは無気力感を漂わせている。

 だが、その実力は確かで、『セントラル評議会』や大手の商会から直接依頼を受けることも多いらしい。

 そんなマイペースに過ごす彼女だが、アリカとは昔から付き合いのある友人で、彼女の言うことだけはちゃんと聞くことが多い。



【クロミツネ】

 ???



【竜王】

 竜都ドラガリアを統治している知性のあるNPCのドラゴン。

 体長は八メートルほどあり、その漆黒の体皮と全てを威圧するかのような真紅の瞳でいかにも恐ろしそうな容姿をしているが、そんな見た目とは裏腹に温厚な性格をしている。

 竜都ドラガリアの統治者であると同時にセントラル運営評議会のメンバーでもあり、そちらの統治にも力を入れている。

 竜神ドラークやアドラの眷属的立ち位置ではあるが、始都セントラルの運営評議会の方針と噛み合わないこともあって、そのあたりのことで少々悩んでいる様子。

 だが、それでも街の統治者としての役目を果たすべく、日々活動している。



【アドラ】

 竜神ドラークの眷属のNPCの精霊種。

 赤いショートヘアと深紅の瞳をした十三歳前後の竜人の少女のような見た目だが、通常の竜人とは違って、肘から先も竜の部位になっているのと、背中には翼も生えている。

 赤い竜鱗に赤みを帯びた褐色の角を持っていて、そこには圧倒的な炎の力が宿っている。

 そんな彼女の力は絶大で、精霊種の中でも上位の実力を持つらしい。

 精霊種なこともあって実年齢は不明だが、少なくとも前時代から生きているようなので、800年以上生きていることは確実なようだ。

 現在は竜都ドラガリアにある屋敷に住んでいる。

 ユヅリハとは仲が良いようだが、その詳しい関係性は不明。



【ユヅリハ】

 大妖狐と呼ばれ、恐れられているNPC。見た目は四十代ぐらいの狐系の獣人だが、通常の獣人とは違って、尻尾を九本持っている。

 ロングヘアの金髪から覗く紫色の瞳にはいつも妖しげな輝きが宿っていて、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせている。

 何か目的があって色々と動いているようだが、その詳細は不明。

 始都セントラルの運営評議会も彼女の動きを警戒しているが、精霊種の中でも最強クラスの力を持っている彼女を正面から相手するわけには行かないからなのか、監視だけに留めている。

 霊神ホロウラの眷属らしいが、詳しいことは不明。



【ユヅハ】

 ユヅリハの式神のNPC。見た目は三十代の狐系の獣人で、主であるユヅリハと同じロングヘアの金髪に紫色の瞳をしている。

 ユヅリハの式神の中では一番優秀なのだが、主のことを優先するあまり暴走気味になることがあるのが珠にきず

 妖術を得意としているが、魔法も十全に扱うことができ、その戦闘能力は非常に高い。

 基本的に主であるユヅリハの指示に従って動くが、それを最優先にして行動するので、その命令の遂行に支障があると判断すると、竜神ドラークやアドラの頼み事も断る始末。

 ユヅリハは臨機応変に動いて欲しいと思っているが、その思いは届きそうにない。



【シャノ】

 ユヅリハの式神のNPC。正確にはユヅハの式神らしいが、実情としてはどちらでもあまり変わらない模様。

 見た目は茶色の短髪に赤い瞳をした十三から十五歳の猫系の獣人だが、通常の獣人とは違って、尻尾を二本持っている。

 ユヅリハの式神の中では唯一近接戦闘を得意としていて、戦闘時には体を張って主を守る……と言いたいところだが、ユヅリハの戦闘能力は非常に高いので、守るまでもなく彼女一人で片が付くことがほとんどな模様。

 だが、タヌアとペアで行動する際にはその近接戦闘の能力が十全に活かされているので、決して無駄というわけではない。

 無邪気な性格で、彼女一人だといまいち不安なのか、基本的にタヌアとペアで行動させられている。

 そのため、彼女の後ろにはいつもタヌアの姿がある。



【タヌア】

 ユヅリハの式神のNPC。シャノと同様に正確にはユヅハの式神らしいが、やはり実情としてはどちらでもあまり変わらない模様。

 見た目は茶色の短髪に黒い瞳をした十歳前後の狸系の獣人のような姿だが、狸系の獣人は存在しないので、その言い方は不正確かもしれない。

 魔法を得意としていて、ユヅリハかユヅハの指示の下、いつもシャノとペアで行動している。

 慎重な性格で、無闇に突っ込んで行こうとするシャノを冷静に止める役割も担っている。



【秘神ミステア】

 神秘を司る神。人間を代表する神でもあり、周辺に居住する者に崇拝されているらしい。



【獣神ハクア】

 獣を司る神。獣人を代表する神でもあるが、人のいない奥地に籠っているので、その姿は滅多に見られない。



【緑神ドライア】

 深緑を司る神。エルフを代表する神でもあり、一部のエルフの者に信仰されているらしい。



【竜神ドラーク】

 竜を司る神。竜人を代表する神でもあるが、何かと動いていることが多いようなので、他の地域で見掛けられることも多い。



【水神ディーネ】

 水を司る神。ユヅリハによって現在は封印されているようだが、その経緯は不明。



【霊神ホロウラ】

 霊魂を司る神。記録がほとんど残っておらず、不明な点が多い。

 あまりの記録の少なさに存在そのものを疑っている者もいるようだが、アドラやユヅリハの様子を見るに、存在していたことは確かなようだ。



しん

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