自殺専門!死神ガクさんに魂を!

ゆあっしゅ

プロローグ




人には必ず訪れる時間がある。


そう、お前が終わる日さ。



それは命尽きるまでを全うした後だったり、事故や病気というアクシデントだったり、自らで絶つリタイアだったり。



いずれにしても人なんて必ず終わってしまうものさ。



その中で、リタイアを選んだ人間は俺に協力して欲しいんだ。

仮にお前がその1人だとしよう。



いいか。

人は、生まれ変わる。



そのためには、死にたての魂のエネルギーが必要なのさ。

本来ならば、寿命が来るまで生きられるエネルギーが残ってるわけだからねぇ。

1日も早く転生したい魂たちが何万といる。



お前が死ねば、誰かが生まれる。



だからさ、その無駄にしようとしているお前の命、俺に預けてみないか?



悪いようにはしねぇよ。



それが俺、死神ガクの仕事なんだから。




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