其ノ八 逃れ者
「ア〜リマス?ここが明の部屋なんだよね〜?」
美沙さんがおっそろしい笑顔でアリマスに詰め寄る。
「こっ、ここここここであったでありますありますよ!」
明らかに動揺するアリマス。
「もう嘘をつかなくて良い、
そういった出てきたのは…。
「あの時のあの人!」
明を誘拐したあの平安貴族だった。
「播磨っ!」
美沙さんが睨みつける。
「播磨ではない。お月と言ったであろう。まあ、本名は葉月だがな。」
あの時のあの人…葉月は、平安時代の時とは違って、くノ一のような格好をしている。
「アリマス⁉︎」
和さんが言う。
「アリマスは…味方、だよね?」
「はあ?」
アリマスが感じ悪く言う。
「この状況を見てまだそのようなことを言うのでありますか?この大馬鹿者でありますよ。」
まさか…、アリマスが敵だったなんて…って、
「明はどこだっ⁉︎」
忘れてた。
「ふっ。さっきから後ろにいるではないか。」
「⁉︎」
俺たちは振り返る。
「明っ!」
50メートル先くらいに、明が座って、眠っていた。
そして、その後ろには…刀を持った男が2人。
「その女を解放する条件を教えてやろう。」
葉月が言う。
「そのリングを渡せ。」
「これは…」
現代に帰るために必要なものだ。渡すわけにはいかない。
「なぜ、これが必要なんだ?君はタイムトラベラーだろ?」
「私は別にタイムトラベルしたいわけではない。このリングで行けるところに行きたいの。」
えっ…。
「お久しぶりね、逃れ者の美沙さん。お仲間の博士さんはお元気かしら?」
きなこもちです(^^)/
最近、更新サボってて申し訳ありませんでしたm(_ _)m
(しかもちょっと今回の小説短い…(・・;))
これから頑張って書きますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
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