162 クリスマスの夜に

 こんにちは。


 友達からクリスマスプレゼントが届いた。

 紅茶のティーバッグとチョコレート。チョコレートはオレンジ。


 私がオランジェットが好きだと知っていてオレンジにしてくれたのだろうか?


 コロナ禍で本当になかなか友達に会えない日々が続いていて、彼女とも長い間会っていない。

 

 もともとネットで知り合った友達。今私が頻々に連絡を取る友達はだいたいが出会いはネットで、ファンサイトで知り合った繋がりなのだけれど、本当に長い。20年は軽く超える。

 なんたって私たちがファンのアーティストが20周年を数年前に迎えたのだから。

 彼女がほぼデビューに近い時期に知り合っている私たちの付き合いもそれだけ経っているということだ。


 私もクリスマスプレゼントと称して、少し前にそれぞれに指輪を送った。(あーちゃんはいらないだろうと送らなかったけれど)

 私の場合は趣味ついでであり、趣味が行き過ぎた者は配りたがりおばさんになるものだ。←


 しかも私は誕生日プレゼントを用意するという事が結構苦手だ。

 自分の時も結構苦手で、SNSなんかでも誕生日が分かるように設定はしていない。わざわざ今日が私の誕生日でーすという事も無いだろうと。だって誰でも365日中1日は誕生日なんだから。

 私は卑屈だから「すみませんねぇ、私の誕生日なんかで、おめでとうを言ってもらって……」となってしまう(汗)


 だからクリスマスのように一斉に送ってしまえる事はとてもありがたいし、日ごろの感謝を伝えるにはちょうどいいイベントなのです。

 みんながなんだか浮かれている日。(日本人だからね)

 みんなにとって、なんだか分からないけれどお祝いムードがあると言う所がクリスマスのいいところだ(私にとって)。


 友達もそう思ってかどうかは分からないけれど。

 私に届いたクリスマスプレゼント。

 その前にも同じ繋がりの友達から、何のイベントのプレゼントでもない、とマスクが送られて来た(笑)

 何が嬉しいって、それぞれが時々思い出して気にかけてくれている事が一番うれしい。


 毎日のようにSNSで動向を知っているけれど頻々にやり取りしない友達や、ラインのグループでほぼ毎日のように話す友達。全く沈黙をしていて何をしているか分からない友達もいる。

 その全ての友達が等しく、同じように友達で、繋がっている。

 会えないのに。


 奇跡の様だなぁ……と思ったり。


 彼女のファンにならなかったら、こんな仲間は出来なかった。

 

 そういう事をふと考える機会をくれるクリスマス。

 それが一番のクリスマスの存在価値だなと思います。


 また次の1年が大切な人達にとって安らかな年になりますように。

 そう願います。




 

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