129 デフォルトモードネットワーク

 こんにちは。


 最近ずっとPC相手に物語しか書いていなかったから、久しぶりにお針子作業をして生産的な事をするのは気持ちが良いと感じています。

 今日はずっと布物の雑貨を作っていました。


 いや、物語を作ることが生産的なことでないとは言わないのですが、目で見て仕上がって行く様子が見られない。

 それに私が書いているお話が途方見なくて、完結まではまだ時間がかかりそうであるのも原因だと思います。


 思えば私は物心ついた時からゲームをしない子で、それは生産性という言葉も知らないうちから、達成しても何も残らないからやらないという子で……かわいくない子ですね(汗)

 なので粘土で何かを作る時も、あぶら粘土や小麦粘土と言った繰り返し使う粘土は意味が変わらなかった。

 作ったものは、その時の作品として形が残らないと意味が無いのに、どうしてこんな粘土を使わせるんだろうと。

 もし最高傑作が出来てしまったら、どうしてくれるんだ……とあぶら粘土で作る時は全く熱が入らない。そんな性格。

 紙粘土で作らせてもらう時は、めちゃくちゃ熱中して作るのに。


 誰にもその価値観を教えられていないのに、不思議なもんですねぇ……。


 今私が作っているものは、簡単な単純作業の繰り返しなので、綺麗に仕上げる試行錯誤はするものの、ほぼ何も考えずに没頭できる類のものです。

 やはり人は単純作業をして脳をオフの状態にすることが大切の様で。


 「脳が退屈するような単純作業をひたすらに続ける」とか「ぼーっとして時間が経つのがあっという間」という状態にする事です。

 まぁこれが瞑想らしいのですが。

 すると脳がすっきりとして、閃きを生む。


 閃きは脳がデフォルトモードネットワークという状態になった時に起こりやすい現象で、脳の隅々まで伝達のための電流が走り、今まで関係無いものとしてカテゴライズされていた物事同志を結び付けて、新しい発想を生む……そうです。


 寝入る前などや湯船につかっている時、もちろん瞑想している時に閃き……悟りと言っていいのかもしれないけれど、それが起こるは何も考え無いようにするからこその閃き、というメカニズムの為です。


 ぼーっとしたり熱中して時間がすぐに過ぎてしまうのは、実は身体もその時間経過を感じているそうで、その間は歳をとらないそうですよ。

 ……という事は、早く終わってくれと願ってしまうような、一時間が半日のように感じるくらい嫌な時間を過ごしている間は、その時間を身体は時間経過をカウントしていて、その分歳をとっていると……怖い話ですよね(汗)

 嫌な時間を過ごしているのに、身体にまで悪影響を……地獄ですよね、


 趣味があって何かに熱中している年配の方が若々してと言うのは、違う理由もあるのですが、みんな時間的にワープしているからなんだなぁと。

 (違う理由とは。物理的に頻繁に活動すると、骨が振動をキャッチして骨を作る骨芽細胞の活動を促し、同時に若返りのホルモンが出る……という流れがあるのだそうです)

 私も最近ずっと、あまり読まれることのない小説のアレコレで、ウンウンと唸りながらPCに向かっていたので、何とも言えない時間を脳は過ごしていたことでしょう……

 

 昨日と今日で、少しは私の脳もリフレッシュ出来ただろうか。

 何か最近脳がモヤモヤするという方は、川面を何も考えず眺めたり、シュレッダーを使わずに大量の紙を細かく裂いてみたりすると、ちょっとスッキリするかもしれませんよ。


 私はもう少しスピード感を上げて作業しないといけないので……デフォルトモードネットワークの発生を楽しむ余裕はなさそうですが(泣)

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