59 +α

 こんにちは。


 今、メイシアの続きで頭がいっぱいです……


 没頭し出すと、本当に普段の生活が失敗だらけのポンコツになってしまうくらい、頭がそっちに行ってしまう事も多かったのですが、長いながーい夏休みを終え、再開してからは、そのようなことも無かったのですが、ここに来て、かなり、あっちの世界に引っ張られています。



 計画性のない私でも、ある程度はプロットなる物は書いています。


 プロットを書かないと忘れてしまう事もあるし、矛盾を炙りだす事も出来ないし。

 今回も結構プロットには助けられた面があります。


 行き当たりばったりでは無くて、道筋はちゃんと立てるものですね……


 と言いつつ、現在悩んでいるのですが。

 プロットに書いていなかった細かな部分で。

 まぁ、それは何とかひねり出すしかないので、頑張ります。



 今放送しているラノベ原作のアニメ。

 勉強のために一応二本見ているのですが。両極端で。


 一本は原作者の(想像ですが)リアルでのスキルなどをふんだんに活用したお話で、王道なお話ですが、ちょっとしたオリジナリティもあって、今の時代にふさわしい面白いお話だな、と思って見ています。


 もう一本は、どうしてアニメ化まで話が行ったんだろう?一体この時間に放送して、誰をターゲットにしているアニメなんだろう?とちょっと首をかしげてしまう……作品です。

 ど直球を作っているのにニッチというか……

 でもこちらは、製作費もかなり切り詰められていると見えて、ヒーローものの変身シーンやロボものの変形シーンの様に使いまわしというと言葉が悪いのですが……バンクシーンが多用されていて、それが結構長尺で……三十分番組内に同じバンクが二回あるのは……

 苦労されているんだろうなぁと思いながら見てしまっています。


 原作を読んだら、アニメ化まで到達した魅力がわかるのかもしれませんね……、大人が動くのですから、きっとそうなんだろうと思います。


 私の勝手な分析ですが。

 ラノベというジャンルが賑やかになってから、+αが人気の元なんだろうと思っているのです。

 

 やられてしまったら死ぬという当たり前のファンタジーの世界感に、ゲームに閉じ込められたという+αで、見え方が変わって来る。

 転生ものでチートは当たり前だから、スマホを+αするだけで、いじり甲斐が出て来る。

 異世界なのに、めちゃくちゃリアルに自衛隊の日常を組み込んで+αにする。

 普通の勘当された子供が家探しをしてもストーリー性に欠けるから、それをファンタジーの世界で子供をドラゴンにしてみる。


 漫画でも私が好きな「聖人二人が立川で同居生活」をするというお話も、聖人でなければ、ただの日常もの。

 でもこの場合は、それなりに勉強をしてきた私が読んでも、すごく勉強されてすごいなぁと思っている。

 そしてそのお話は、ファンだけど言ってしまうと、ものすっごく面白いか?と聞かれたら、面白いけれど「すごく」では無い。

 でも特殊なことは、その本を読んだことでしか手に入らない、言葉にして説明しようのない「ほんわかと霞のような多幸感」がある。

 それが中毒性があって、ホイホイと書籍を買って読んでしまう。


 そう。

 普遍的に愛されるお話である条件の一つは、それだと思っている。

 そのお話でしか手に入らない感情がある事。


 ドキドキとかわくわくもあるんだけど、そういう言葉で言い表せられない「何か」が魅力なのだ。


 そして、そこに+αが効いてくる。

 使い古されたお話を新しく蘇られる+α。

 その+αさえ見つけられたら、使い古されたお話をなぞっても、見え方が変わって来る魔法のアイテム。

 どこか知っているお話は、見ている方にも無意識下で安心感を与えます。

 (引き合いに出した作品は、みんなすごく考え込まれて仕上がっていると思いますよ。本当にすごい。)


 それを求めて読み手は、色々と読み漁るのだろうな、と思っている。


 しかし、それが分かっていたとしても、その+αが難しいんだよなぁと。

 ゼロから1を作る人は本当にすごい。

 

 と言いつつ、ここまで語っておいて、私はその類の作り方をしていませんが……

 書き始めた時、ラノベというジャンルの事を知らなくて、ほとんど知識0で始めたので、、


 もしメイシアが終わっても書く気があるなら、又は、その+αが解けたら、お話を書くかもしれないですけどね。


 はぁ、どこかにいい+αが転がってないかなぁ。



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