57 明日は良い日

 こんにちは。


 今やっと、一つ心のつっかえが降りる事があった。


 この状況を説明するのが難しいけれど……遠くまで足を延ばしたり、購入してみないと分からないことが多いから無駄な出費をあれこれしたり、時間を費やしたりする苦労というものは言っても仕方が無いものなんだよなぁという脱力感というか。

 それは、私が勝手に責任感を感じて……というか、自分が許せる最低限のクオリティがあるから、自分の為にやっている事で。

 断ればいい事も、一筋縄ではいかない時って、人生の中にはあるって事ですね。

 


 ところで話は変わりますが、……いや、変わってないかな?

 

 実は、最近は色々と三隣亡さんりんぼうで。


 ちっちゃい事ですが……

 今日発売の漫画を予約していたつもりが、出来ていなくて手に入らなかったのです。

 そして先日、別の本も注文出来たので注文をしたら、さんざん動きが無いまま六日間も待たされて、本日入荷できないと一方的にキャンセルになりました……


 いや、先日発売したばかりの本だし、っていうか、途中経過を報告して……

 入荷が怪しいと分かったら、キャンセルをして他を探すから。


 なんだかもう一生私は本が手に入らない呪いがかかっているのか?と思うほど、落ち込んでいますが、そういう日もありますね。

 心が疲れてる証拠だな、

 

 昨日も、いつもお漬物を乗せているお気に入りのお皿を拭いていて、割ってしまったし。


 楽しみにしていたイベントが、緊急事態宣言で行けなくなったり、

 近場で同じようなイベントが一か月後にあるから、そっちに行こうと思っていたら、イベントの二日前にワクチンが決定してしまった為、そのイベントも行けなくなったり、

 そのイベントに行けないなら、どうしても入手しないといけないものがあるので、ちょっと無理をして遠方のイベントまで足を延ばして行ったけど、空振りだったり……(最低限の物を買ったけど、重要なものが絶妙に合わなくて無駄になった)


 長い時間かけて準備をしてきたことも、全部、それが蜃気楼都市だったかのように、スワッと立ち消えてしまったりもした。

 (まぁ、それ以前に生活の基盤の問題で二月からずっと薄幸の状態ですが……)


 でも、こういう時だからこそ、いつもと同じことを同じように。

 そうするしかないから。


 そういう日もあるか……って。



 この前、私の特技が髪を伸ばす事だと書きましたが、私は日課を続ける事も得意です。

 もちろん、このエッセイもそう。

 あと、ぬか漬けもそう。

 ぬか漬けは毎日、漬けて食べるだけじゃなくて、画像をとってアップもしている。改善方法とかそういうのも思いついたら。

 

 同時に呪いでもあるのですが。

 「流行で動いたり乗っかりするのはかっこ悪い。やると決めたことを続けてこそ。やるからには適当は許さない。」

 と思っている私がいます。


 私には、あまりセンスも才能も無いから、続ける事だけが私の強みだなぁと思っている面もあって。


 ビッグマウスの人だって、才能がキラリと光る人だって、毎日何かを続けるは難しかったりするでしょう?

 続けるのもなかなかどうして、一つの才能です。

 

 ……そう自分に言い聞かせて、自分を慰めている(汗)


 もっと楽に生きたらいいのにねぇ。



 ふとタイムラインに流れてきた沖縄の「マイノリティにカテゴライズされるタレントさん」の本の帯を見て、私が学生の頃に言っていた事と同じだなぁと思いながら見てた。


 諦める事、割り切る事、逃げる事、戦わない事。

 私の場合は、後「折り合いをつける事」と「関わるなら、求める前に与える事」かなぁ。「戦わない」に集約しているのかもしれないけれど。


 親鸞聖人は「そういうものなんだなぁ、」という事がわかるのに長い時間を費やされて、私もそれを習った高校一年でそれらの事を思っていたので、もっと深いはずだと自分を戒めた。

 でもやっぱり、まるっと纏めると、そういう言葉になる気がする。

 

 その帯に書いてある中で、私が分かっているけど、まだ出来ない事は「期待しない」という事。


 これは、ある程度満たされた人しか出来ない。

 喉の渇きが無視できないくらい渇いている人は、水を欲してしまう、というか。

 期待してはいけない、期待しても期待を下回るか、絶対裏切られる。そう分かっているのに期待する気持ちを止めることは出来ない。


 時代にも、この世の中にも、人の心にも、政治にも、社会のシステムにも、自分と関わる人にも、自分にも。


 期待してはいけないと分かっていながらも、期待をしてしまう。それが人間なんじゃないかなぁと思っている。



 私はこのタレントさんに好印象を持っていて(言動を追いかけたりするくらいのファンではないけれど)、何故か見ていると気持ちがいいなぁと思っていた。


 たぶん、こういう所なんだろうな、と納得できたというか。

 軽そうに発言する事も、そのように聞かせているだけで、嘘が無いし、誰も傷つかないように立ちまわっている事が伝わっている。

 考えていないように見せながら、実はバランサー。


 私も彼のように期待しない次元まで行ったら、きっとまた違う世界が見えるんだろうなぁ。


 そんなことを思いながら、今日は、その本の画像を見ていた。



 最近、三隣亡である事実は変わらないのだけれど、私の一番大切な高齢のインコたちが今日も元気でいてくれるのだから、それだけで私は感謝だなぁと。

 私にとっては自分の子供同然だし、もう一緒に居られる時間も長くないだろうし。

 

 コロナ自粛の賛否、外出の賛否、ワクチン・マスクの賛否、某国の賛否、政治への賛否。

 いろんな事で親しくしていた人との考えの違いが見えたり、自分の中の「あかん人」ホイホイが発動したりする時代の中だからこそ、手元にある幸せを数えないといけないなぁと思うのです。


 だからこそ、期待することは止められない。

 明日は、きっと良い事があるはず。


 明日は良い日。


  *** *** ***


くだんの本は読んでないから、内容は知らないですよ。

ただ、帯を見ただけです。





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