第6話 高校での恩師
高校生になっても、わたしの他人に対する警戒心は治りませんでした。
クラスにうまく溶け込めずませんでした。それでもすぐにとは言いませんが、友だちは出来ました。それはほとんどが他のクラスの子でしたけどね。
選択科目があり、美術や書道、音楽などは選択制でした。その中で美術を選択し、仲良くなった子たちとお昼などは食べていましたね。
クラスの中に仲の良い子がいない。それに気付いたのか、進級する前に担任の先生に問われました。
「誰か、他のクラスでも良いから仲の良い子はいないのか?」と。
わたしが何人かの名前を挙げると、先生は「クラス替えで同じクラスになれないか掛け合ってみる」と言って下さったのです。
先生の言う通り、友人の何人かと同じクラスになれました。本当に驚きで、とても嬉しかったことを覚えています。
先生のお蔭で、高校では孤立せずに過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。
その先生を始め、多くのお世話になった担任の先生とは年賀状の交換を続けています。
人によっては住所が変わり連絡がつかなくなることも、年賀状をやめるとおっしゃる方もおられます。
年賀状に書くのは短い近況報告だけです。でも、許される限りは続けたいと思っています。
わたしは学生時代に色々ありましたが、先生には恵まれました。それから、親しくなる友だちにも。
先生といえば、小学生の頃の担任の先生の一人に、学校にギターを持ってきている先生がいましたね。
その先生が作詞作曲したクラスの歌を、朝の会でみんなで歌ったのが懐かしいです。
物凄く目力の強い先生もいましたね。
中学校の頃、少しグレ始める生徒っていますよね。その子達にも一目置かれる、そんな先生もいました。
学校の先生って、個性豊かというか。程度の差はあれ、色々な人がいるなと思います。
勿論、その中で本当に生徒のことを考えて行動する人と保身に走る人とに分かれるのかもしれませんが。わたしはお蔭様で、前者の先生が多かったように思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます