イケメンな義姉、可愛い義妹、女装させられる僕!?
音月
突然の結婚!?父さん!?
いつもと同じようにラノベを読んでいるとスマホが振動した。ちょうど読み終わった頃、スマホを見る。父さんからメールが来ていた。時間は夜9時。こんな遅くにメールとは、またつまらない話をするのだろうか?
そう思いながらメールを確認すると、
――――――――――――――――――――
父さんだぞ!
父さん結婚するぞ!もうちょっとでそっちに着いてる頃だと思うから家に入れてくれな〜
――――――――――――――――――――
「·················································は?」
眠りそうだった筈の僕は何度も何度確認した··
父さんは今までこういう話で嘘をつかない人だ。
そんな父さんが結婚というワードが出したということはそういう事なんだろう·····
「ん?もうそっちに着いてる頃だと?」
僕は急いで二階の自分の部屋から一階に行き玄関に向かった·····が、もう既に遅かった
「帰って来たぞ我が息子!」
玄関を開けた先には美形の男性が居た──父さんだ。父さんは年齢を言うと必ず嘘だと言われるぐらい若く見え美形なのだ。しかし、実際は今年で40歳なのだ。
「父さん!?結婚ってどういう事!?聞いてないんだけど!あと後ろの人誰?」
「いやーすまんすまん、言い忘れてたな。と
りあえず中に入れてく...」
僕は父さんの肩に手を置いた
「……父さん?後ろの人の説明からしてね?なるべく簡潔にね?入りたいんでしょ?」
僕は父さんの肩に乗せている手の方に力を入れた
「痛たた!ス、ストップ!説明するから!待ってくれ楓!」
僕はその言葉を聞いて手の力をゆるめた
「……簡潔にまとめるとお前が言う後ろの人
は父さんが結婚した人とその娘達だ。」
父さんの後ろの人をハッキリとは見てはいないが、その言葉を聞き僕は視線を後ろに向ける。そこには美人の人と一瞬男に見えたけどよく見ると女性の顔立ちをしている人と可愛い子だった。
「……了解、話は家の中で聞こうじゃないか。あっどうぞ入っていいですよ」
と言い、家に入れないように塞いでた体を、ちゃんと入れるように退けた。
────────────────────
椅子に座り、まず自分から自己紹介をした
「片霧楓と言います。それとこれが片霧蓮です」
と言いながら自分は真横に座っている父さんを前を向きながら指をさしていた
「おい息子……父さんをもの扱いするなよ!
悲しくなって泣いちゃうぞ!」
泣きそうになってる父さんを放置していると
「あの〜自己紹介いいかしら?」
そう聞いてきたので自分は「いいですよ」と答えた
「私の名前は秋波鈴よ。で、こっちは私の娘の秋波悠陽と秋波朝日よ。ほら二人挨拶して」
「どうも!秋波朝日です!よろしくです楓兄さん!」
兄さん…だと…
「どうしましたか兄さん?おーい、兄さーん、はっ!まさか気絶!おーいおーい」
「気絶してないよ、だから袖で頭叩かないで」
まさか兄さんと呼ばれて一瞬記憶が飛んでたとは…可愛い義妹が出来てまだビックリしている
義妹は自分より背の高い姉を指さして
「お姉ちゃんよろしく!」
「どうも、片霧悠陽です。よろしく。なんて呼べば良いのかい?弟君?それとも楓君?私の事は好きに呼んでいいよ」
「あっ、楓君でお願いします。えっと姉さんって呼んでいいですか?」
姉さんか、カッコイイ姉は本当に欲しかったので嬉しい
「あぁ、いいよ私も楓君と呼ぶから。改めてよろしくね楓君」
「楓〜、父さんも挨拶していいか?あと、説明も」
「早くしてね?まだまだ聞きたいことがあるから」
「ごほん、改めて言うが片霧蓮と秋波鈴は結婚する。そして、2人は知ってると思うが今日から我が家に住んでもらう。楓の部屋の両隣空いているだろ?そこに2人とも住んで貰もらうからよろしく。必要な家具や日常品は頼めば買うぞ!」
ん?住む?確かにその可能性を感じてはいたけどまさか一緒に暮らすとは……
「あれ?けど両隣物置部屋じゃなかったっけ?それと鈴さんの部屋は?」
「あぁ、物置だったけど楓が学校に行ってる間に綺麗にしといたぞ!鈴の部屋は私と一緒だ」
「あぁ〜了解、で案内した方がいい?わかんないと思うからさ」
「あぁ、頼むぞ!くれぐれも間違えるなよ!」
何を心配してるんだこの父親は
「まぁ行ってくるね。姉さんと朝日さ…「朝日で」朝日 」
僕はさっき急いで降りてきた階段をゆっくり登る。そして、1つ目の部屋の前に着いたそして、いつの間にか部屋の前にこんな紙が貼ってあった
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朝日の部屋
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僕はこれを見ていつの間に……と思いながら
「多分ここが朝日の部屋だと思うよ。」
「ありがとう兄さん!」
うーん可愛い!(語彙力喪失)
朝日はそのまま部屋に入ってった
そして僕の部屋を通り過ぎて2つ目の部屋も同様に紙が貼ってあった。
────────────────────
悠陽の部屋
────────────────────
と書いてあったので僕は姉さんに
この部屋みたい。といい
「何か分からないことがあれば聞いてね」
と言って部屋を出ようとした
その時姉さんに頭撫でられた後に
「お疲れ様」
と言われ顔が真っ赤になっているだろう顔を隠し、僕は「あ、ありがとう、……僕は部屋に戻るね」
そう言い僕は急いで部屋に入って自分の布団に顔をうずめた。
父さんに説明してもらう事すら忘れて眠りについた
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