第359話 十二章の登場人物
ニコラス・ソーニクロフト
ソーニクロフト侯爵の息子であるクリストファーの三男。
頭がいい切れ者タイプ。
英雄となったアイザックを目標にしている。
マクシミリアン・ファーティル
ファーティル王国の王太子で、ロレッタの父。
可もなく不可もないタイプだが、身の程をわきまえている。
アイザックが娘婿になってくれれば宰相に任じ、優秀な者に政治を任せようと考えている。
マチルダ・ファーティル。
マクシミリアンの妻でロレッタの母。
ロレッタが惚れる相手が現れた事を喜んでいるが、内心では「よりにもよってアイザックか……」と恐れている。
だが、彼女に娘の想いを邪魔するつもりはない。
ダリル・グレイディ。
アイザックのクラスメイトで、グレイディ子爵家の次男。
モニカを賭けてアイザックに決闘を挑むが、モニカ自身がポールを選んだために自滅する。
教会に入ってからは、世の儚さを嘆き悲しみ続けている。
グラハム。
ブランダー伯爵の叔父で、教会の事務局副長。
ハンスが金の力で事務局長の座を奪ったと思いこんでいた。
ブランダー伯爵家の資金力で次期事務局長の座を狙っていたので、マイケルからジュディスを魔女として裁いてほしいと頼まれたので協力する。
しかし、すんでのところでジュディスを助け出され、自身が焼き殺される事になった。
ガリア。
ブランダー伯爵家の騎士。
ジュディスの処刑をランカスター伯爵家の騎士に邪魔させないため、広場の防衛に当たっていた。
騒動後、証人として拘束されてしまい、マイケルの命令で動いた事を証言する事になる。
アッシャー子爵。
アイザックに金を借りにきた貴族。
弱みを握られて何かされるのではないかと心配していたが、望外の好条件で金を借る事ができた。
ブランダー伯爵から金を借りている知り合いの貴族に、アイザックから借りる事を勧めている。
ロイド・ウェルロッド。
ウェルロッド侯爵家の七代目当主。
リード王国十三代目国王ロイの名をもらいうけ、期待されていた男。
周囲の期待に応え、国を荒らしていたドラゴンと交渉するところまでこぎ着けたが、残念ながら失敗する。
ソフィア・ペイトン。
ニコラスの婚約者で、ペイトン伯爵家の娘。
ニコラスが愛してくれているのはわかっているが、ロレッタがニコラスへの想いが残っているのではないかと心配していた。
ロレッタがアイザックに興味を持ってくれた事で、ニコラスが本当に自分のものになったと安心している。
バーバラ、カミラ、ドリス。
アイザックの幼馴染で、他にも十人ほどいる。
彼女達はネイサン殺害後、アイザックとは距離を取っていた。
入学してからは学校で挨拶をしたり、軽く話すくらいはするようになっていた。
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