第257話 ティファニーの勘違い

 下校中は、ずっと無言だった。

 校門を出たところでティファニーがまた泣き出したからだ。

 アイザックも、ティファニーがある程度落ち着くまでは話しかけないでいようと思ったので、沈黙が続く。

 時折「今って学校がある時間じゃ……。あっ!」という表情を通行人にされた。

 まるで「痴話喧嘩で学校どころじゃないから」と、帰宅途中のカップルのように見られているみたいで、アイザックは恥ずかしさを感じていた。


 しばらく歩き、ティファニーが少し落ち着いてきたところでアイザックが話しかける。


「ティファニー、僕の家に寄っていかないか?」

「へっ……。ダメだよ、そんなの!」


 ティファニーは慌てて否定する。

 チャールズとの関係が壊れてしまったので、別れる可能性は高い。

 だが、婚約の解消を言い出されたとはいえ、まだ正式に別れたわけではない。

 ちゃんと当主同士の話し合いをしてから、正式な決定となる。

 そのためティファニーは、まだ婚約者がいる状態である。

 傷心中の勢いに任せて、アイザックに体を委ねるような事はできなかった。


「そうか、そうだよね。お婆様の助言も役に立たなかったようだし、お婆様と話をしても無駄かな。やっぱり、今は一度家に帰って考える時間が欲しいよね」


 アイザックは、ティファニーが予想していた内容とまったく違う事を口にした。

 どうやら本を読み過ぎて耳年増になってしまっていたらしい。

 ティファニーは耳の先まで真っ赤になるが、アイザックは泣いているせいだと思っていた。

 恥ずかしくなったティファニーは、誤魔化すようにアイザックの話に乗る。


「マーガレット様の言っていた事は無駄じゃなかったよ。私が、私が活用できなかっただけなの。勉強だけじゃあダメっていう事を教えていただいていたのに……」


 ティファニーの顔が悔しさで歪む。

 以前からチャールズの様子はおかしかったが、助言を受けたあとに上手く動けていたら違った結果になってたかもしれない。

 そう思うと、悔しさで胸の中が一杯になってしまい、胸の内で納まらない思いが涙となって溢れ出す。


 さすがにアイザックも、この状態のティファニーを慰められる言葉は思い浮かばなかった。

 ただ彼女の歩調に合わせて歩くだけしかできない。

 こういう時、前世で女の子の扱いが上手かった友人を羨ましく思う。

 アイザックは気の利いた事が言えないまま、ティファニーの家まで付き添っていた。



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 結局、そのあとはハリファックス子爵邸に着くまで無言のままだった。

 自宅に着いた安心感からか、ティファニーも泣き止んでいる。

 その姿を見て、アイザックも少しだけ安心した。


「アイザック、ありがとう」

「いいさ、気にするな」


 アイザックはティファニーの肩をポンと叩く。

 すると、ティファニーは体を大きく震わせた。


(これはあれかな。婚約者に振られて男にトラウマを持ってしまったとかそんな感じの……。いつもならこれくらいで反応したりしないし)


 アイザックはそのように考えたが、実際は違った。

 ただの従兄弟に触れられるのとは違う。

 自分に好意を持っていると思っている相手に触れられて、ティファニーが過剰反応してしまっていただけだ。

 もちろん、心は深く傷ついている。


「ティファニー。今の状態で色々とやるのは辛いだろう? ハリファックスのお爺様や伯父さんへの連絡は僕がしておくよ。ゆっくりするといい」

「そうね、アイザックにお願いするね。家族に連絡かぁ、なんて言われるか……」


 家族に連絡すると聞き、ティファニーの表情はさらに暗いものになった。

 チャールズの父であるジョン・アダムズ伯爵は、若くして財務事務次官にまで昇りつめた切れ者だ。

 このままでは彼との関係が切れる事になる。

 ハリファックス子爵家としても痛手となるだろう。

 自分に魅力がないせいで破局となってしまったので、ティファニーは責任を感じていた。


「『大丈夫か?』って心配してくれるさ。ティファニーの事を責めたりはしない。みんな、そういう人達じゃないだろ? ちゃんと説明しなくても、まずはティファニーの事を心配すると思うよ」


 アイザックもハリファックス子爵家の面々の性格を全て知っているわけではない。

 だからでもあるが、彼らがティファニーを責める姿は想像できなかった。

 彼女には責任がないというのもあるが、ティファニーの家族は基本的に優しい人が多い。

「残念だったけど、新しい相手を見つけよう」と言ってくれるはずだ。

 ティファニーが一番その事を理解しているはずだが、動揺しているので「怒られてしまう」という事しか考えられなかったのかもしれない。


「そうだといいんだけど……。お母さんには『もっとしっかり心を掴んでおかないからよ』って怒られそう。マーガレット様にも相談したのにダメだったんだもん」

「大丈夫さ。伯母さんにもチャールズが悪いって、ちゃんと言ってあげるから」


 アイザックが優しい言葉をかける。

 そこの事を疑問を感じたティファニーがアイザックに尋ねる。


「なんでそこまで私にしてくれるの?」


 自分の事を好きなんだろうとは思ったが、長年の婚約者に捨てられるような女だ。

 どこにそんな魅力があるのかが不思議だった。

 そのため、アイザック本人の口から理由を聞いておきたいという思いに駆られていた。


「そりゃあ、大切な人だからさ」

「っ!?」


 あまりにもストレートなアイザックの言葉。

 ティファニーは顔を赤くしながら、落ち着きなく周囲を見回す。

 アイザックの事を見られなくなってしまったからだ。


「ティファニーとリサ。それにパトリックがいてくれたから、寂しい子供時代を乗り切る事ができたんだ。ティファニーには本当に感謝している。だから、僕にできる事なら手助けしてあげたいんだ」


 ティファニーがアイザックの顔に視線を向けると、真剣な目をしているアイザックと視線がぶつかった。

 その目は今の言葉が嘘ではないという事を強く物語っていた。

 しばらくしてアイザックがニコリと笑うと、一歩踏み出してティファニーに接近する。

 思わずティファニーは一歩後退した。


「な、なにっ!?」

「いや、ちょっと背丈を測ろうかと思って」


 アイザックは自分の頭の上に右手を置き、そのまま水平に前に動かして見せる。


「なんでそんな事……。アイザックの方が背が高いのは見ればわかるじゃない」


 確かに背比べをしようという動きだった。

 それだけに、そんな行動をしようというアイザックの意図がわからず、ティファニーは困惑する。


「そうだよ。僕の方が背が高いんだ。今は・・ね」


 そう言って微笑むアイザックにティファニーは引き攣った笑顔しか返せなかった。

 しかし、続きの言葉を聞いて納得する事ができた。


「昔さ、ティファニーは『私の方が背が高いからお姉ちゃん』って言ってたよね?」

「えっ、そんな事言ってたかな……」


 ――言われてみれば、言ったような覚えがあるかもしれない。


 だが、十年くらいは前の事。

 どんなシチュエーションで、どんな事を言ったかまでは正確に覚えていない。

 そんな昔の事を持ち出して、アイザックが何を言おうとしているのかティファニーにはわからなかった。

 少なくとも、こんな状況にはそぐわない。


「今はもう僕の方が背が高いんだ。だから、今は僕がお兄ちゃん。妹がお兄ちゃんに頼るのはよくある事だろう? 遠慮せずに頼ってくれよ」

「アイザック……」


 またしても目頭が熱くなってくるのをティファニーは感じていた。


 ――幼い頃の他愛のない言葉。


 そんな事までアイザックは覚えていてくれた。

 そこまで自分との思い出を大切にしてくれているというのは、一人の女として、一人の人間として嬉しいものだった。

 チャールズに捨てられたばかりの傷ついた心に、アイザックの想いが染み込んでくるのをティファニーは感じていた。


 問題があるとすれば、アイザックがこの事を覚えていたのは、ティファニーを愛していたからではないという事だろう。

 前世の記憶がある分、アイザックには「自分が年上だ」という認識があった。

 そのため、ティファニーの事を妹のような存在に思っていた。

 ケンドラが生まれた今でも、妹のように大切な存在だと思っている。

 なのに、妹と思っている相手から「私の方が背が高いからお姉ちゃん」と言われてしまった。

 その事を「男の俺の方が将来背が高くなるんだ。……今に見とけよ、ティファニー!」と、小物っぷりを発揮して根に持っていたから覚えていただけだ。

 カイに言われて根に持っていた「お前の友達、女ばっかりだな」と同じようなものである。

 二人の間で少しばかり認識のすれ違いが起きてしまっていた。


「そんな昔の事まで覚えてたんだね」

「えっ、あぁ、うん。ティファニーとの思い出の一つだしね」


 アイザックは頬を染めて、ティファニーから目を背ける。

 それは「お前って背は高いけど器は本当にちっちゃい男だな」と思われているように感じて、恥ずかしさから行った動作だった。

 しかし、その動きはティファニーからは照れているように見えた。


「そういえばさ、ハリファックス子爵家の屋敷に来たのって初めてなんだよね。いつもはウェルロッド侯爵家の屋敷に来てもらうばっかりだったから、少し新鮮だな」


 話を逸らそうとして、アイザックは屋敷の事を話題にする。

 少しばかり強引だとは感じているが、そのまま話を変えようとした。


「でも、また僕の家に来てもらう事になるかもしれない。お爺様達は僕だけじゃなく、ティファニーの口からも事情を聞きたがるだろうしね。だけど、今日は呼び出さないように言っておくよ。ゆっくり休んでくれ」

「本当にありがとう……。感謝してもし足りないね。でも、停学になっちゃった事をどう謝ればいいのか……」

「気にしなくていいって。あれは僕が悪かったんだ。ウェルロッド侯爵家の人間なんだから、手を出すよりも言葉で上手く説得するべきだった。若気の至りってやつだね。いやぁ、恥ずかしい」


 アイザックは誤魔化すように笑う。

 本当に恥ずかしい事だったからだ。


(RPGでも殴って仲間を混乱から治すっていうシステムがないものの方が多い。そもそも、殴って治そうって考えが間違いだったんだ)


 チャールズを止めようとして、テンパってしまっていたらしい。

 トムに殺されそうになった時と同じだ。

 予期せぬ事態に弱いタイプが無茶をするべきではないとアイザックは反省する。


「確かにいきなり殴るのはなかったよね。……でも、ちょっとだけ嬉しかった」


 ティファニーは本音を暴露する。

 チャールズを殴った事は悲しいが、自分のためにアイザックが感情的になるほどの事だったという事。

 そこまで真剣に自分の事を思って行動してくれるというのは、恋愛感情があるかないかに関わらず嬉しかった。

 だから、ティファニーはアイザックに甘えて、さらに一歩踏み込んだ質問をしようと思った。


「ねぇ、アイザック」

「なんだい?」

「好きな人を、その人の婚約者から奪い取りたいって言ってたよね」

「……あぁ、言ったよ」


 ティファニーが踏み込んだ質問をしてきたので、アイザックは少し身構える。

 とてもデリケートな質問だからだ。


「もし……。もし、だよ。その人が婚約者に捨てられたりしたらどうするの?」


 これはティファニーには大切な質問だった。

 もし、このまま強引に自分のものにしようとするのなら、アイザックの事を嫌いになってしまうかもしれない。

 自分の感情を優先するような男は、チャールズでこりごりだった。

 ではなく、その人・・・と言ったのは、ティファニーなりの配慮だった。

 アイザックが明言していない以上、立場上はっきり言えない事情があるのかもしれない。

 だから、ティファニーもその人・・・という表現を使っていた。


「……その人が失恋から立ち直るまで待つさ」


 少し考えて出したアイザックの答えは、待つというものだった。


「でも、アイザックならフリーになった人を自分のものにできるんじゃない? そのくらいの権力はあるでしょ?」


 だが、ティファニーは安心しなかった。

 アイザックの考えは常人には理解できないものが多い。

 予想外に酷い理由かもしれないので、確認は怠らなかった。

 アイザックと付き合いが長いせいで身に着いてしまった悲しい習性である。


「そんな事をしてどうなるのさ? 僕が欲しいのは好きな人の体じゃない。心が欲しいんだ。だから、失恋の悲しみが癒えるまで待つよ。この十年、ずっと待っていたんだ。あと数年待つくらいどうって事ないさ」


 アイザックの返答は、ティファニーにとって百点満点の答えだった。

 ティファニーの中にある「頭の良い馬鹿」というアイザック像が、公爵という肩書きに負けない立派な青年の姿へと変わりつつあった。


(ズルイよ、こんなの)


 彼女は、ついそのように思ってしまう。


 ――ランドルフやルシア譲りの優しい顔立ち。

 ――噂に聞く先代ウェルロッド侯爵であるジュードのような恐怖や威厳を感じさせず、ただの青年にしか見えない雰囲気。


 見た目はティファニーの知るアイザックのままだった。

 だが、その中身は違う。

 英雄と呼ばれるにふさわしい男に成長していた。

 ウェルロッド侯爵家の人間らしい、見事なまでの欺き方である。

 ティファニーは自分の男を見る目のなさを実感してしまい、情けなくなってまた泣きそうになっていた。


(十年前っていうと、私がチャールズと婚約したくらいだよね? それじゃあ、私が婚約したって聞いてから、結婚とかの意味を考えて意識し出したとか?)


 それと同時に、アイザックの想い人が自分であるという確信を持ちつつあった。

 アイザックが口にする情報の一つ一つが自分の状況と合致してしまう。

 これで違う人物の事であれば、恥ずかしさのあまりにどんな行動を取るかわからないところだ。


「ティファニー」

「な、なに?」

「失恋の悲しみは苦しいし、長引くだろうからね。だから、こっちでできる事はやっておく。ティファニーは何もしなくてもいいよ。それじゃあ、帰るよ。またね」


 そう言い残して、アイザックは帰ろうとした。


「待って」


 ティファニーが呼び止める。

 まだ彼女には言いたい事があったからだ。


「アイザックには感謝してる。本当に……。でもね、チャールズの事から立ち直れる気がしないの。だから――」


 彼女が「アイザックの気持ちには応えられない」と話し終わる前に、アイザックが人差し指をティファニーの口元に当てて黙らせる。

 前世の漫画などで見て、何となくやってみたかった事だ。

 格好つけるにしても、従姉妹のティファニー相手ならやりやすいという事もあり、いつかパメラ相手に実行する予行練習にも丁度いいと冒険心を出して試してみた。

 チャールズによる婚約の解消の場面に居合わせたショックで、アイザックも動揺していたのかもしれない。


「何も言わなくていい。今は休め。また君と笑顔で過ごせる日を待っているよ」


 アイザックは、ティファニーに続きを言わせなかった。


(今は辛い時だもんな。余計なことを考えなくてもいいようにしてやらないと)


 きっと彼女は「だから、私にもできる事があったらやりたい」と言おうとしていたのだろうと、アイザックは考えていた。

 何かをやっていた方が楽な人もいる。

 だが、アイザックはそれを認めなかった。

 動揺している時に動いても、状況が悪化するような結果にしかならないだろう。

 落ち着くまではウェルロッド侯爵家の力を使って、最大限サポートをしてやるつもりだった。


 今度こそ、ティファニーに軽く手を振ってアイザックは帰っていった。

 その後ろ姿を見て、ティファニーがつぶやく。


「本当に……、ズルイよ……」


「だから、アイザックの気持ちには応えられない」と言おうとしたのに、アイザックはティファニーの言葉を聞こうとしなかった。

 何を言おうとしているのかを見抜いたのだろう。

 それに、アイザックは最後まで「好きな人はティファニーだ」と言わなかった。

 こちらも卑怯だと感じていた。


 もし、名前を出して「好きだ」と言えば、今のティファニーにとって大きな負担となる。

 それに、告白した場合は返事を聞かねばならなくなる。

 そうなると、拒絶の言葉も受け入れなければならない。


 だが、名前を出さなければ違う。

 名前を出さなければ、ティファニーも自分の事だと思ってもはっきりとアイザックの気持ちを否定する事はできない。

 例えアイザックを断るような事を言っても「ティファニーの事じゃないよ」と笑って流されるだろう。

 そして、落ち着いた頃を見計らって、もう一度話を持ち出してくる。


(こういうところは、ウェルロッド侯爵家の血筋だよね。自分の想いを間接的に伝えるだけ伝えて、私に何も言わせないんだもん。本当に卑怯だよ。でも、優しいところはアイザックらしいかな……)


 今のアイザックに「自分と婚約しよう」と真剣に迫られていた場合。

 もしかしたら、悲しみを紛らわすために受け入れていたかもしれない。

 でも、それでは勢いに任せただけで、本当に愛し合っての婚約ではない。

 それはアイザックも望まないところだろう。

 だから、アイザックはティファニーに落ち着く時間を与えてくれた。


 ――好きな相手を手段を選ばずに手に入れる。


 それができる立場なのに、アイザックはやらなかった。

 ちゃんと自分の事を考えていてくれたアイザックの優しさに、ティファニーは深く感謝する。

 それと同時に「悪い事をした」という気持ちが胸の中に溢れ出していた。


(私、アイザックに酷い事しちゃってた。好きな人が他の人の話をするのを聞くのって辛いのに……)


 ティファニーにも経験がある。

 チャールズからニコルの話をされている時は、胸が張り裂けそうになるほど辛かった。

 なのに、アイザックはそんな素振りを見せなかった。

 やはり、ウェルロッド侯爵家の血筋なのだろう。

 心を隠すのが上手い。


(でも、こんなに想ってくれていても簡単には応えられないよ。だって、チャールズの事を忘れられそうにないもの)


 ティファニーは息苦しさを感じて、自分の胸に手を当てる。


 アイザックは本当に他の女性の事・・・・・・・・・を話していたかのように、平然とした態度だった。

 今のアイザックは賢いながらも、危なっかしいところのある男の子ではない。

 名将の考えを読み取り、それを逆手に取る事すらできる並ぶ者のいない立派な青年に成長している。


 だが、それほどまでに立派になったアイザックに好かれているとわかっていても、ティファニーはすぐに一人の男としては見られなかった。

 今はまだチャールズへの想いが心の大部分を占めている。

 従兄弟の幼馴染を、いきなり一人の男として見るというのは、彼女には難しい事だった。


(私、どうしたらいいんだろう……。お母さん、早く来て……)


 アイザックに口止めされているので全てを話したりはしない。

 それでもチャールズの事を愚痴ったり、これからどうするかを気楽に相談できる相手が傍にいて欲しかった。

 だが、いない。

 こういう時に相談できる血縁者で、名前が真っ先に挙がるのがアイザックだ。

 本人に恋愛の相談などできない。

 

(そうだ、アビゲイルさんに相談してみようかな。事情を知ってるし、少しくらいならいいよね)


 彼女には、今回の件のお礼も兼ねて挨拶に行かねばならない。

 そのついでに、アイザックとの事を相談してみようとティファニーは考えていた。

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