第149話 王都の商人たちに釘を刺す
モーガンは、アイザックへの言い掛かりに対して金銭での賠償を要求するだけに抑えた。
大勢の政府高官の前でアイザックを罪人扱いしたとはいえ、それ以上の要求をするのは躊躇われたからだ。
一瞬でも「アイザックがこうなるとわかってやったのでは?」と、頭に浮かんだ事が影響していた。
そして、交易路の開拓はブリストル伯爵が最初に言いだしたのではなく、王都の商人に発破をかけられて行動を起こしたという事が大きい。
そのせいで、過剰な要求や当主を引退させるなどまでは、可哀想で要求できなかった。
代わりに要求したのは、ドワーフとの交易のために使う予定だった金銭を渡す事。
交易をするためには、道を作ればいいというわけではない。
ノイアイゼンとの国境に中継地を作り、人を集め、物資を運ぶ必要がある。
当然、そこから王都に至るまでの街にも商人が集まるので、宿泊施設なども増やす必要がある。
支出が大幅に増える事になるのだ。
――交易のために確保していたブリストル伯爵家の予算を、今後十年間支払わせる。
モーガンは、それで手を打った。
ウェルロッド侯爵家も助かるし、ブリストル伯爵家はドワーフとの交易を始める事もできない。
『勘違いで弟を殺し、子供に罪を着せようとしたマヌケ』
謁見の間にいた者達のほぼ全ての政府高官が、そのように彼の事を噂するはずだ。
ブリストル伯爵は、致命的な失敗をした。
軽はずみな行動で失態を演じるような者を、誰も信用したりはしない。
彼の発言力は大幅に低下する事だろう。
今後、貴族として活動する時に、大きな悪影響を与えるはずだ。
その事がわかっていたので、モーガンは過剰な請求をしなかった。
人間は追い詰め過ぎると、開き直って何をしてくるかわからなくなる。
ある程度、温情を与えて逆恨みを防ぐという狙いもあった。
ひとまずはブリストル伯爵家に関する問題は終わった。
あとは、ブリストル伯爵家と繋がりを持っていた商人達への対応である。
彼らのリストを提出させ、アイザックが対応すると名乗り出た。
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ブリストル伯爵による、アイザックの弾劾より一週間。
アイザックは、ブリストル伯爵の後援をしていた商会から、商会長と副会長を集めていた。
彼らはブリストル伯爵家の後押しをしていた者達だ。
一連の流れを説明し、ウェルロッド侯爵家に嫌がらせをしないよう説得する事が目的だった。
「――というわけで、ブリストル伯爵領に交易路を作るという計画は凍結されました。その事を理解し、納得したという方は書類にサインをお願いします」
「サイン? これに? 無理でしょう、こんなものにサインするなど」
一人が声を上げると、他の者達も「そうだ、そうだ」と口々に騒ぎ出す。
アイザックが彼らに要求した書類に文句があるからだ。
『ドワーフとの交易に関わる事ができないからといって、ウェルロッド侯爵家に有形無形問わず妨害行動を取ったりしないと誓います。これは協力してくれる商会に対しても同様です。もし、妨害をしたと
という内容が、グレンの手によって誓約書として小難しい言葉で書かれていた。
いくら何でも、反論する事なくどんな処罰でも受け入れろという要求はやり過ぎだ。
ここから交渉していくにしても、最初の要求が過大で交渉する気が失せてしまう。
いくら子供といえども、このような書類にサインを求める事が間違っていた。
「お前がちゃんと教えてやれ」と、アイザックの隣に座るグレンに非難の視線が集まる。
当然、グレンもアイザックに説明をした。
これでは誰もサインしない、と。
だが、アイザックはグレンの意見を受け入れなかった。
多くの者達がサインしてくれると確信していたからだ。
「おや、ご不満ですか?」
「当然です! いくら陛下の信任が厚い者からの要求とはいえ、こんな要求が飲めません!」
「ふーん、そう」
アイザックは、つまらなさそうに周囲を見回す。
(王都の大商人が集まったからって、この要求を突っぱねる事ができると思っているのか?)
彼らの心の拠り所はわかっていた。
――王都の商会に手出しをして、物流に混乱を招けばウェルロッド侯爵家の方がタダでは済まないという事だ。
彼らが明確に法に反する行為を行っていれば、何らかの報復措置も許される。
だが、彼らはブリストル伯爵家に声を掛けて、新しい交易路を作ろうとしただけだ。
しかも、国王であるエリアスが「まぁ、それも一つの選択肢としていいだろう」と許可を出した。
正当性は彼らにある。
ウェルロッド侯爵家にできるのは、ドワーフとの交易を邪魔しないでくれと頼むだけだと思われていた。
しかし、ここで彼らに一つの誤算が生じた。
――アイザックの存在だ。
アイザックは、王都の商人達が交易路を開拓できなかった事を恨み、裏で嫌がらせし始める事を恐れている。
ついでに「いい機会だから、あいつらを言う事を聞く状態にしておこう」と、彼らの首に強固な首輪を嵌める事を決めた。
その方法が「生殺与奪の権利を、ウェルロッド侯爵家に預けさせる」というものだった。
――ブリストル伯爵相手には穏便な方法を取ったのに、商人相手には過激な方法をなぜ取るのか?
理由は簡潔明瞭。
将来に備えて、商人達に影響力を保持しておきたかった。
例え恨まれても、それ以上の恐れで彼らの手綱を掴む。
成さねばならぬ事の大きさを考えれば、これは必要な事だった。
(さて、やるか)
そう思って口を開こうとしたところで、一人の男が立ち上がり、アイザックのもとへ誓約書を提出した。
「えっ、なんですか?」
「何ですかも何も、書けと言ったのはご自分ではないですか」
「いや、そうだけど……」
思わずアイザックは尋ねてしまった。
確かに誓約書にはサインが書かれている。
本当に自発的に書いて持ってくるなんて、まったくの想定外だ。
こんな男がいるなんて、思いもしなかった。
それは他の出席者も同じ事。
「あいつは何で誓約書にサインしているんだ?」と、様子を見ている。
「えーっと、ラセット商会のケント会長ですか。よければ、なんでサインされたのかお聞きしたいのですけど」
「私共は調度品を扱っています。時には宝石をちりばめたりもするので、カーマイン商会とも付き合いがありまして……。損害を被る前に、白旗を揚げろと忠告されました」
「あぁ、なるほど」
アイザックは、ケントの言葉で理解した。
(カーマイン商会と付き合いがあるから、抵抗を早い段階で諦めたのか。だったら、最初から参加するなとも思うけど……)
確かにカーマイン商会は、アイザックに酷い目に遭わされたからかブリストル伯爵の後援者になっていない。
ウェルロッド侯爵家と敵対する可能性を恐れたのだろう。
(そうか、そういう奴もいるのか。本気で事を構える覚悟のない奴もいる。だったら、やり方を変えてもいいな)
アイザックは、ケントのお陰で違うアプローチの方法を思いついて笑顔を浮かべる。
その表情を見て、ケントは自分をアピールする機会だと思った。
「それに、我がラセット商会はウェルロッド侯爵家にも商品をお買い上げいただいております。穏便に済ませる事ができるなら、それに越した事はないかと」
「へー、どんなのを納品したの?」
「金や銀で装飾を施した調度品がメインです。メリンダ夫人が、よくお買い上げ……あっ!」
ケントは「しまった!」という顔をして、手で口を塞ぐ。
メリンダはアイザックによって、家督争いの騒動中に殺された。
そのメリンダがお得意様だったなんて知られれば、アイザックの憎悪の対象になってしまうかもしれない。
「アピールする方法を間違えた」と、ケントの足が震え始める。
だが、アイザックは微笑みを浮かべたままだった。
「なるほど、メリンダ夫人にね」
アイザックは、うんうんと何度かうなずく。
何気ない普通の仕草。
それがケントにはとても恐ろしかった。
「メリンダ夫人が使っていた調度品は、派手ではありましたが下品なものではなかったですね。それどころか、気品を感じさせるものでした。素晴らしいセンスだったと思いますよ」
「あ、ありがとうございます」
予想とは違い、アイザックに高評価を受けた。
その事にケントは戸惑っていた。
「そうですね……。もしよろしければ、ラセット商会から目利きのできる者を何人かグレイ商会に出向させていただけませんか? そうすれば、一部の品をラセット商会に優先的に卸してもかまいませんよ」
「本当ですか?」
ケントは懐疑的だ。
あんな滅茶苦茶な内容の誓約書にサインする事を要求してきたのだ。
このうまい話には裏があると警戒するのも当然だった。
アイザックもそれがわかっているので、嫌な顔をせずに答える。
「本当ですよ。ウェルロッドを活動拠点にしている商会でも大丈夫でしょうが、王都での流行に詳しい方が仕入れを手伝ってくれると助かります。協力していただけませんか?」
「ええ、そういう事でしたら、喜んで協力させていただきます」
ケントは露骨にホッとした表情を見せる。
真っ先に従属の姿勢を示した効果があったからだ。
――誰だって最初に従う姿勢を見せた者に対して、無下に扱ったりはしない。
カーマイン商会の件だけではない。
そういう計算があったからこそ、彼はこんなふざけた誓約書にサインしたのだ。
こういった姿勢を示すのは、二番手、三番手では意味がない。
最初に行動するからこそ、意味があった。
その点、彼は狙い通りの結果を得る事ができていた。
そして、アイザックも彼を受け入れた事で、狙い通りの効果があった。
追加で二人が誓約書を提出してきたのだ。
「許して受け入れる」という行為を見せる事で、彼らの決断を促す事ができた。
脅すよりも、自発的に誓約書を提出してくれた方が協力を期待できる。
ケントが予想外にも自分からサインして持ってきてくれたので、急遽逃げ道を用意してやったのが功を奏した。
だが、垂らされた蜘蛛の糸にすがりつく者は、ケントを含めて三人だけだった。
「他にサインしてくださる方はいませんか?」
「こんなものにサインできるはずがないでしょう」
彼らに余裕があるのは、自分の身が安全だと思っているからだ。
多くの商会に正当な理由もなく打撃を与えれば、処罰されるのはアイザックの方だ。
「手を出せるものなら出してみろ」と、挑戦的な態度を見せている者もいる。
しかし、これはアイザックにとって想定の範囲内だった。
「残念ですね。じゃあ、火と灰皿を持ってきてくれるかな」
アイザックは、グレンに必要な物を頼む。
不思議そうな反応をしていたが、彼は大人しく要求された物を持ってきた。
何をするのか興味を持っている事もあり、行動は素早かった。
「サインしてくださってありがとうございました。あなた方の誠意に、僕も誠意で返したいと思います」
アイザックは、誓約書に火を付けて灰皿の上に置く。
これは言葉通りの意味だ。
こんな無茶な要求を受け入れ、サインしてくれた者達に対してはアイザックも誠意を示す。
――アイザックのために行動すれば、ちゃんと見返りをもらえる。
その事を証明するための行動だ。
サインした者達は誓約書を燃やされ、利益の分け前を享受する事ができる。
理不尽な要求であろうと、アイザックに従えば良い思いができる。
それを出席者達に見せつけた。
次は従わなかった場合を教えるつもりだ。
「さて、皆さんは商人だけあって、その誓約書にサインするとどうなるかおわかりのご様子。じゃあ当然、サインしなかったらどうなるかもおわかりですよね?」
アイザックの言葉に、サインをしていない者達の顔が豹変する。
強張る者、怒りを表す者、恐れる者。
その中でも、やはり反発を感じる者が多いようだった。
誰一人として、アイザックに誓約書を渡そうとする者はいなかった。
「我々に手出しをしたら、自分がどうなるかもご理解されてないようで」
最前列に座っている者が冷笑を浮かべる。
アイザックは彼に優しい微笑みを返した。
「わかっていますよ。
「では――」
「そこのあなた。もし、商会長が病気などで仕事ができなくなった時、代わりに仕事をできますか?」
「ええ、そりゃあもちろん滞りなくやれます。そのための副会長ですから」
アイザックは、冷笑を浮かべる商会長の部下らしき男に話しかけた。
その答えは満足のいくものだった。
「それでは、商会長の皆さんが偶然一家揃って病死したり、事故死したりしても安心ですね」
「なにっ!」
今度はアイザックが、子供とは思えない冷たい笑みを浮かべる。
「商会の運営に影響がなければいいんでしょう?」
アイザックは言外に「代わりがいるなら、お前達はいなくなっても影響はない」と言っている。
商人達はアイザックが「カーマイン商会の時のように、商会に大打撃を与えるやり方」を取ると思っていた。
だが、彼らの考えとは違い、アイザックはピンポイントで商会長達だけを狙いを定めている。
その事に気付き、今度は顔に恐怖を貼り付ける。
「そ、そんな事、できるわけが……」
「なら、結構。そう思うならお帰りください。あぁ、もちろん
アイザックは説得しようとせず、あえて素っ気ない態度を取った。
その態度が商人達に「アイザックは本当にやる」と、より一層の恐怖を与えた。
いや、アイザックは本当に何もやらないかもしれない。
だが、誰にやらせるかは簡単に想像できた。
――自分達が交易の邪魔になるとわかれば、おそらくウォリック侯爵家が動く。
ドワーフとの交易で利益を一番受けるのは、ウォリック侯爵家だ。
領内が落ち着き始めたとはいえ、金がなければ以前と同じように混乱し始める可能性がある。
ウェルロッド侯爵家に何らかの嫌がらせをすれば、ウォリック侯爵家も収入が不安定になり困る事になる。
そんな事態は認められないはずだ。
アイザックは、自分がやったとエリアスに疑われないようにアリバイを作る。
そして、裏ではウォリック侯爵家が動く。
武官の家柄だけあって、家臣には武に長けた者が多い。
商会長とその家族だけを狙って殺す事など容易いはずだ。
敵意ある者達を一掃したあとは、副会長を商会長に押し上げ、逆らわないように言い聞かせる。
そうするつもりなのだろうと戦慄した。
アイザックが、過去に貴族らしからぬ暴力的な手段を使った事は知られている。
商人達は「本当にまたやるのではないのか?」と、思い始めていた。
「お約束した方々は今しばらくお待ちください。商会長が代われば、きっと仲良くやっていけます」
ここで、すでに内通者がいる事を匂わせた。
そんな者はいないのだが、この状況では「自分のところの副会長が裏切ったのでは?」と疑心暗鬼になるはずだ。
今後、一致団結して何かをやろうとできないように、背後から刺される可能性があると心の中に植え付ける。
言葉一つで得られる効果としては、十分なものだろう。
「それで、どうされますか? 書くか、書かないかを早く決めてくださいね。もちろんサインしても、余計な事をしなければあなた方にも何も起こりません」
気が付けばアイザックは本人も気づかぬうちに、獲物を追い詰めた時のような獰猛な笑みを浮かべていた。
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結局、呼び出された者達は誓約書にサインをして帰った。
あとから提出した者達の分は大切に保管する事にした。
「グレイ商会じゃあ王都で売り出すのに販路が弱いから、元々王都の商会に商品を卸す予定だったのにねぇ」
アイザックが呆れた声でグレンに話しかける。
王都にあるグレイ商会の支店の役割は、ウェルロッドの貴族達に売った商品のサポートがメイン。
ドワーフの商品を売り出せるほど、立派な店舗を持っているわけではなかった。
だから、グレイ商会が商品を一括で仕入れ、王都の商会などに商品を卸させるつもりだった。
――王都の商人がブリストル伯爵に働き掛けるまでは。
余計な事をされたせいで、少し遠回りをしてしまった。
だが、それはそれで良かったのかもしれない。
いずれアイザックが行動を起こす前に、適当な名目を付けて資金や物資の供出をさせられるだろう。
戦争をするには金や食料が必要なのだから、今回の事は悪い事ではなかった。
「サインした以上、彼らもおかしな考えはしないでしょう。大丈夫ですよ」
グレンはそう返事をしたが、内心不安を感じていた。
王都の商人達にではない。
アイザックに対してだ。
(アイザック様は、どちらが本性なのだろうか……)
ブリストル伯爵家では、コンラッドと仲が良さそうに話をしていた。
しかも、ドワーフに関係する事で協力しようとすらしていた。
だが、今回は商人達相手に躊躇う事なく脅迫という手段を使っていた。
言う事を聞く者には利益を、そうでない者には恐怖を与える。
色々と割り切った考え方だが、その考え自体は理解できる。
ジュードもそのような人間だった。
だが、アイザックはジュードと大きく違う点がある。
――感情の起伏だ。
ジュードは感情を表す事が少なく、常に「失敗はできない」と周囲に恐怖を与え続けるタイプだった。
だが、最初から覚悟して働くので、ある意味楽でもあった。
しかし、アイザックは笑顔を見せるし、罪を許しもする。
だが、ある日突然笑顔で「君はもう必要ないよ」と言われ、処刑されたりするのではないかという怖さがあった。
感情がある分だけ、その内心が隠されてしまって何を考えているのかわからないのだ。
ジュードと違い、油断してしまう分だけ恐ろしい。
(ティリーヒルに帰りたい……)
グレンも五年ほど前なら、今のアイザックの事を「仕え甲斐のあるお方だ」と思っていただろう。
しかし、田舎の純朴な人達やエルフ達と過ごした時間が、彼から覇気を消し去っていた。
今の彼はアイザックに付いていけるだけの気力がなかった。
とはいえ、アイザックが仕えるに値しない人間というわけではない。
ネイサン派を一掃した時は、メリンダとネイサン、その他五家ほど取り潰しにしただけだ。
アイザックに寝返った者達はお咎めなしだった。
敵対した者には容赦がないが、ちゃんと謝罪をして寝返った者には許しを与えた。
先ほども、早い段階で誓約書を提出した者には寛大な処置をした。
決して厳しいだけではない。
ただ、味方や中立的な立場の者と、敵対者との間で対応の差が激し過ぎるというだけだ。
(これから先、アイザック様が成長された時に傍にいる者は大変だろうな)
グレンは未来の事を考える。
まだ子供のうちからこれだけの事をしでかすのだ。
きっと将来は、エルフやドワーフとの友好どころか、もっととんでもない事をしでかすに違いない。
彼はアイザックに振り回されるであろう人々の事を考え、心の中で「お疲れ様」と他人事のように思っていた。
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