第4話
@mizuhana0825
まだ蕾の花達よ
・黒江 廿楽(くろえ つづら)♂︎
コードネーム:アマリリス
14歳。頬にある絆創膏が特徴。
明るく、男女共に好かれがちなクラスの盛り上げ役。
察しがよく、ユリと話が合う。
・白夜 ノアル(びゃくや のある)♂︎
コードネーム:ノースポール
14歳。異国人とのハーフ。
女性に耐性がなく、雰囲気とは合わない天然。
戦闘ではクールで冷静に物事を対処出来る。
・花宮 ユリ(はなみや ゆり)♀︎
コードネーム:リンドウ
14歳。お嬢様。
しっかり者で礼儀正しい性格。
幼い頃から習っていた格闘技で前衛として戦う。
・サクラ(さくら)♀︎(セリフ少なめ)
14歳。戦闘能力はない一般人。
優しく健気な少女。趣味は読書。
放課後は図書館で過ごすことが多い。
・総監部長(そうかんぶちょう)♂
コードネーム:プロテア
戦闘実践訓練の専用の教師で、戦闘育成学校の戦闘総監部長。30代前半。
今も軍隊に所属しているため、指導がかなり厳しい。
半年前の事件の総監部長とは別の人物である。
・ダチュラ(だちゅら)♂︎
敵の幹部。ヤンキーっぽくてオラオラしてるタイプ。
22歳。人間なのにウィード側にいるのは事情がある。
敵側の中でも人間なのはダチュラのみ。
・田端 奈緒(たばた なお)♀
サクラと友達になった病弱な少女。
目の病気らしく、基本目は瞑った状態で生活している。
性格は物静かで、基本は落ち着いて行動するタイプ。
13歳、花宮女子中学1年生。
(現在は入院中のため休学中)
・花節 大(はなぶし ゆき)♂
コードネーム:アスチルベ
14歳。ユリのバディ相手であり、2年C組後衛クラスの少年。
兄貴肌で、廿楽相手でもついつい世話を妬いてしまいがち。
半年前の事件はユキがいなければ廿楽も死んでいた。
・N♂︎♀︎
ナレーション。
━━━━━━━━━━━━━━━
ノアル♂:
廿楽♂:
ユリ♀:
サクラ♀:
ダチュラ♂:
総監部長♂:
ユキ♂:
N♂♀:
━━━━━━━━━━━━━━━
「4話」
N:実習訓練の練習が始まり、数日経った頃。
ついにバディ同士での練習が始まるらしく、ユリは初めてユキと対面した。
ついでに廿楽とノアルも一緒である。
ユリ:はじめまして、私はユリと申します。
貴方が…花節 大(はなぶしゆき)さん?
ユキ:よ、はじめましてだな。俺はユキ。
廿楽から話は聞いているよ、ユリちゃん。
これからよろしくな。
廿楽:ユリにちゃん付けするなんて、恐ろしいやつ…
ユキ:おいおいなんだ?
ユリ様とでも呼んだほうがいいのか?
ユリ:はぁ、もう…
廿楽さんの言うことは気にしないでください。
ユキさん、よろしくお願いします。
ユキ:敬語はやめてくれ。
気軽に話しかけてくれよな。
廿楽:はは!その流れはもう俺がしたし、なんならその後は見事に玉砕するぜ。
ユリ:………すみません、敬語以外の話し方には慣れていないんですよ。
(廿楽の言う通りになるのが悔しそうに言う)
廿楽:ほらな?
ユキ:お前……(呆れ)
ユリちゃんが話し方に困ってんだろ。
あんまり茶々を入れるもんじゃないぞ。
廿楽:へいへーい。
あ、ついでにこっちでぽかーんとしてるのは俺の相棒のノアルな。
ノアル:うるさいな、会話のテンポが早すぎてついていけてないんだよ
ユキ:悪い悪い。
君のことも廿楽からよく聞いてるよ、前衛1位のノアルくん。
これからよろしくな。そして廿楽を頼む。
ノアル:いえ、こちらこそ。
僕は転校してきたばかりなので、これから色々教えてもらうことも多いと思いますから。
よろしくお願いします。
廿楽:あーー……
…なぁ、2人とも勘違いしてるかもしれないから一応言っておくけど
ノアル:?
ユリ:勘違い?
廿楽:…ユキ、同い年だぜ
ノアル&ユリ:え!?!?
廿楽:っ…くふ、あっはははは!!
(少しの間爆笑)
ユキ:そんなに笑うなよ…
やっぱ俺、老けてるのか?
ノアル:いやいやいやいやそんなぜんぜんぜんぜんぜん
ユリ:と、年上だと思いました……先輩なのかと……
ユキ:同い年だぜ。
だから気軽に話しかけてくれって言ったんだよ。
ノアル:あ、それなら緊張せずに話せそう!
僕はノアル。ユキくん、よろしく!
ユキ:……あぁ。
よろしく、ノアルくん。
(ちょっと戸惑いながら)
N:挨拶した後、外へ移動する4人。
外には総監部長が、黒いマントをはためかせて立っていた。
低い声で、彼は話し始める。
総監部長:全員集まったな。
集合時間より少し早いが、今からバディ同士の練習を始める。
前衛後衛共に、配られるインカムを身につけろ。
前衛は後衛と連絡を取れるが、後衛は前衛とだけではなく俺とも連絡ができる。
トラブルが起きた場合、すばやく情報を俺に渡せ。
今回の敵はウィードの動きをプログラムしたロボットだ。
以上、各自行動を開始しろ。
廿楽:っし、頑張ろうぜ。ノアル。
ノアル:…あぁ、僕に任せろ。
ユキ:ユリちゃん、緊張してないか?
ユリ:大丈夫ですよ。
頑張りましょう。
N:全員が所定位置に移動する。
緊張した空気の中、総監部長から連絡が入る。
総監部長:それでは、バディ練習を始める。
総員、出撃せよ!
廿楽:ノースポール、commencement(コメンスメント)!
ノアル:in position.(イン ポゼッション)
ユキ:リンドウ、commencement(コメンスメント)。
ユリ:了解。リンドウ、参ります。
N:戦いが始まる。
たとえ敵がロボット人形だったとしても、動きはウィードそのもの。
戦闘経験が少ない生徒から、敵と出会うと徐々にバディとの連携が上手くいかなくなっていった。
彼らは…
ユリ:っ…!アスチルベ!
敵影、2体確認!
ユキ:OK、小型なら交戦しよう。
その先30m程先に俺がふたつ仕込んだレシアがある。
可能なら誘導してくれ。
ユリ:レシア…!了解!
N:レシアとは、設置型の罠のことである。
ユキことアスチルベは、罠を設置するのが得意なフィールド使いであった。
と同時に火炎放射器を持ち歩いており、前衛としても戦うことができるのである。
ユリ:なら私も、華麗に舞わなければいけませんね…!!
はぁっ!!!
(SE:打撃音)
N:ユリは武闘派タイプで、
第4話 @mizuhana0825
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