第9話「フリィマァケット」
サカナのカナちゃんデス。
今日ワフリィマァケットに
早速ヒト殺しと
「サカナ、サカナのカーナちゃん。みんなワ知ってるカナー?フリィマァケットは
お?
あの店ワ服が置いてありマスね。
行って見まショウ!
「らっしゃっせぇ!うちは全点ワンコインだよ!ワンコは入ってないけど1円から500円まで選り取りみどり!さあ、じゃんじゃん買ってってよ!」
「は?」
「いやいやお客さん、ノリ悪くねー?メイクでも失敗したのー?なんちゃっ…ぶぎ!あがが!」
「テメーなめてんノカ?いらっしゃいませだろうが?あ?」
「あごごご!」
「うっせーな。買って殺るよ。テメーのノド寄越セヨ」
「いぎあああああああ!!!」
うーん…この男ワ日本人デスよね?
どうシテ母国語もまともに使えないのデスかね?
仕方ないカラ1円でノドを買って殺りまシタが、使い物にナラないので野良犬に喰わせまショウ。
さて、次の店に期待デス!
「いらっしゃい!おっ?お客さんすんごい美人だねー!おじさんサービスしちゃうから好きなの選ん…があああ!いぎいいいい!」
「差別ワよくネーよな?建前だとシテもみんな逝ってるヨな?だっタラちゃんとブスにもサァビスして殺れよ。あと、好きなのエラぶのワ当たり前ダロ?」
この国ワ容姿の優劣で対応をカエル差別主義な人ばかりなんデスかね…
二度と容姿で差別しないよウニ目玉を抉り出シテ殺りまシタが、これで少しワ差別が減るといいデスね!
さて、次こそワ買い物しマスよ!
「………いらっ…しゃい…ませ…」
ありゃらあ?
覇気がないデスね…
「あの…」
「ん?なんデスか?」
「血が…付いて……ますよ…」
「あ?気にスンな。つかテメー、仮にもフリィマァケットに出テンしてんナラもー少し声だセヨ」
「す…すみま……せん…でも私…その…ヒトが苦手……なん…です……あ…これ…ハンカチ…
「は?ハンカチなんかイラネーよ」
「でも…」
うーん…ハキハキしてなくてチョーシ狂うヒトデスね。
もう殺しちゃいまショウか?
「うわっ!?な、なにするんデスか!?」
「あ……血を…拭こう…かと……ごめん…なさい……」
「ちっ!」
「あっ!…あの…こんな……あ……」
さっきの二人の財布を置いて逃げまショウ!
次デス!
「カナちゃん、カナちゃん、サカナちゃん。みンなみンなが魔っているー。殺シテ欲しいと魔っているー」
おや?
「おいガキ共。オメーらなにシテんだ?ショバ代払ったノカ?」
「パパとママが帰って来ないの…」
「もう一ヶ月も前から帰って来ないんです。生活費がなくて…」
おやおや?
親が帰ってない割にワ小綺麗デスし、フリィマァケットにガキだけで出テン出来るわけないデスよね?
………なるホド、わかりまシタよ。
カナちゃんにワわかるんデス!
「へー、ならアッチの店の二人ワ誰だ?」
「え?あ…そ、それは……」
「…知らない人です。ほら、あんたもちゃんと言わないとダメよ」
「う、うん。…し、知らない人です」
「あっそ。ナラ…」
「ぎゃあああああ!!!」
「びぎいいいいい!!!」
「コイツら殺シテもオメーらにワカンケーねーな?」
「ひいいいいい!パパ!!!」
「ママぁ!!!なんでこんな!!!」
ありゃらあ?
やはり親子でシタか。
詐欺ショウ法はよくないデスよね。
いいことしまシタ。
あ…まだ途中でシタ。
「パパ!ママ!ぐぎぼえええええ!!!」
「ひっ!!!ごごごえがおげ!!!」
「ユービキリ、ゲーンマン、ウーソツイタラー?」
ハリセンボン呑ますデス!
「おいガキ共。ゲンコツ1マン回とユビキリは免除シテ殺るカラとっととビョー院逝け。ハリセンボン摘出すりゃー死なねーヨ。オヤ共は手遅れだケドな」
でワ、ワタシはそろそろ次のヒトを殺しに魔入りマス。
また次の塲ショでアイまショウ。
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