第1話の4 現れた蜘蛛

謎の声 : 「あ~ら。約束も守ってたんじゃない」 「上玉ねぇ」

GM:頭上から声と、舌なめずりの音が聞こえるよ。

メア : 「だ、だれ!?」今のうちにバイクに騎乗します

ダビデ : 「だ、だれ…」

ルタ : 「誰!?」明かりを声の方に向けながら

GM : 何者かが、白い塊の後ろにスルスルと降りてくる。

シャキア : 「ぐくっ!?」明かりに照らされた姿を見て顔を引きつらせる。

GM : 魔物知識判定だ! 目標値は13


今度はルタが6ゾロで成功! メアもライダーだから知ってたぞ。


ダビデ : すばらしい!

メア : 今日はでめがいい!

ルタ : 出目良ですね!


でめら??


GM : 大きな蜘蛛のような胴体から、人間のような半身が生えた蛮族。

恐らくはシザースコーピオンの亜種だろうか。


ルタ : 「あれはアラクネシザー、蛮族よ」「気を付けて」敵を見据えながらメイスを握りしめます

アラクネシザー : 「ご名答~ふふふ」

アラクネシザー : 「美味しそうなのが二つと、もう二つもデザートに試したくなるわね」

ダビデ : 「う、うん…」じりじりとシャキアを下がらせる

アラクネシザー : 「いやん。逃げなくていいわよん」

ルタ : 「この子たちには、指1本ふれさせないわ」じりじりと3人をかばうような位置へ

GM : 白い塊は恐らく、蜘蛛の糸に絡まれた何者かだろう。

 ゆらゆらと揺れながら、低い男の声が漏れ聞こえてくる。


アラクネシザー : 「こいつ、上物連れてくるっていうから逃がしてあげたんだけどね~」

 「なかなか帰ってこなくって」

  「まぁ、待ったかいがあったわ~」

ダビデ : 「おじさん…僕たちを騙したの…?」頭上の白い塊に向かってつぶやきます

GM:「す、すまない・・・」とカンジャトゥの声が聞こえてくるね

メア : 「カンジャトゥさん!」

ルタ : 「カンジャトゥさんを利用したのね」

ダビデ : 「…」

ダビデ : (酷い仕打ちをされても、守らなきゃいけないの…?)

シャキア : 「白い塊、おじさん ね! ね、助けてあげて!」

ダビデ : 「おじさんは僕たちを売ったんでしょう…?」

声「そうだ。俺はお前らを、騙してたんだ」

ルタ : 「……そうだとしても、私は『助ける』ために動くわ」

メア : 「ダビデお兄ちゃん…」「でも、僕は放っておいていけないよ…」

ダビデ : 「ルタお姉ちゃん…メア…」

アラクネシザー : 「苦悩の声はいいエッセンスになるわ」

 「もっと聞かせて頂戴~ふふふ」

 「その男はね、あんたたち以外にも女を連れ込んでたのよぉ」

 「ほら、そこの茂み、わたしの食べ残しがあるでしょ?」足で茂みを指し示す

 「そいつはク・ズ、なのよ~うふふふ」

ダビデ : 「僕…」うつむく

ダビデ : 「僕、お姉ちゃんたちを傷つけられたら許せないよ…」

ダビデ : 「…でも、放っておいたらダメなのは、僕にもわかるよ」

シャキア : 「でも、でもでも、あたしを助けてくれたことには変わりないわ!」

アラクネシザー : 「餌だものねぇ~ククク」

声 : 「ち、ちが・・・」

ダビデ : 「シャキアにとってはそうかもね。僕にとってはそうじゃない」

メア : 「ルタお姉ちゃん、ダビデお兄ちゃん。まずはこいつを…一緒に戦おう」

 「これ以上の被害者をだすわけにはいかないんだ」

ダビデ : 「そうだね、メア。…おじさんのことは後にしよう」

ルタ : 「そうね、これ以上増やす訳にはいかないわ」


三人はキッと蛮族の方へと向き直る。


アラクネシザー : 「あらぁ、お話は終わりかしらぁ?」

 「そうね~おいしくいただいて、あ・げ・る♡」


GM : というわけで、襲ってくる蛮族との戦闘です!

 先制判定行ってみよう!

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