第24話 VS牡羊の座
アリエスの髪の毛がまた無数の斧に変化し大地に振り下ろされる。
「ちっ、どうすれば・・・」
ベラトリクスが次々に潰されていく人を見ながら剣を握りしめて言う。
「(せめて、せめて何か台があれば上から)」
「ベラトリクス!ジャンプ台か何か探してるのか」
気がつくとベラトリクスの横にはタビトがいた。
「ああ、だがそんなものは・・・」
「俺の盾を台にしろ!!そのままこっちもお前を押し上げる!!」
「何!?」
ベラトリクスは少し考え頷いた
「分かった!しっかり押せよ?」
ベラトリクスはジャンプするとタビトの盾に乗りタビトがベラトリクスを押し出しベラトリクスは盾を蹴り空を飛ぶ。
「頭上ががら空きだよ。
アリエスは頭上を見る。
「『ウールウエポンズ・
アリエスの髪の毛が鋭くなりベラトリクスを迎え撃つ。
「予想通りだ」
タビトが弾丸を発射する。
「『ウールウエポン・
アリエスの髪の毛が盾になり銃弾をとめる
「ナイスだタビト!これで終わり…」
ベラトリクスが剣を振り下ろそうとしたその時、アリエスはベラトリクスに向かってあくびをした。その瞬間ベラトリクスは剣を落とし倒れてしまった。
「大丈夫か!ベラトリクス!!」
オリオンとタビトが倒れたベラトリクスに叫ぶ。
「お前何をした!!」
ケフェウスがアリエスに向かって叫ぶ。
「『ドリームパンデミック』。抗えない眠気を他者に
アリエスはあくびをしながら続ける。
「『ウールウエポン』こんなにコロコロ変えると疲れるねぇ。こんなに使ったの初めてだったから知らなかったよ」
そう言うとアリエスは床に寝始めた。
「お前どこまでふざけて」
「だーかーらーさー、ふざけてねぇって言ってるよねぇ?ああいいや、疲れた」
アリエスは横になりながら返す。
「今なら一斉に攻撃出来れば。やれるか」
オリオンがそう考えケフェウスとタビトとアンドロメダを集め伝える。それを聞いた3人はアリエスを囲むように移動する。
「終わりだ」
オリオンの掛け声でオリオンとケフェウスはアリエスに向かって走り、タビトは銃弾をアンドロメダは矢を放つ
「『ウールウエポン・
アリエスの髪が斧に変化しその斧を振り回し玉と矢を切り裂き、2人の侵入を阻む。
「はぁもう面倒だなぁ。『ウールウェポンズ・
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