第19話 ピスケスとの決戦

復活したピスケスと、ケフェウスとの決戦が始まる。

ピスケスが2本の槍でケフェウスを攻撃する。

ケフェウスはそれを剣で槍を弾くものの、そのまま押されていく。

「はぁ!」

アンドロメダがピスケスの後ろから弓を放つがピスケスはそれを槍で弾く。

「ち、隙がねぇ」

ケフェウスが舌打ちをする

「さっき足をすくわれたからねぇ。もう油断はしないよ。」

その後もピスケスの槍がケフェウスを襲う。ケフェウスはそれを避けるだけで精一杯で、攻撃が出来ない。

「なかなか粘るね。なら、これでどうだい」

ピスケスがケフェウスの顔を狙って攻撃する。

ケフェウスがそれを剣で防ぐと。

ケフェウスは三又の槍の向きを変え、剣を折る。

「何!?」

「これで最後だ!」

ピスケスがケフェウスの顔を狙い突く。

ケフェウスはそれをしゃがんでよけ、そのままの勢いでアッパーを繰り出す。

アッパーを食らったピスケスは飛ばされないようにするが、耐えたその時後ろから矢が刺さる。

「な!?」

「ようやく隙を見せましたね」

「ケフェウス‼️」

ピスケスがアンドロメダの方を見ている間に応急処置を受けたベラトリクスがケフェウスに剣を投げた。

剣を受け取ったケフェウスはピスケスの胸を貫く。

「く・・・結局・・・油断しちゃったねぇ・・・」

ピスケスは意識を失う、命が消えるのその時に、懐かしい顔を思い出し、静かに笑った。

「(ヴァン、もし死後の世界があるなら・・・今度はそこでとをしよう)」

心臓を貫かれたピスケスは膝から崩れ落ち命を失った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ひとつ話をしましょうか。

彼女は昔、ただの冷静な軍人でした。

ある日彼女の部下として、1人の青年が軍に来ました。

彼は彼女とは違い、駄洒落が好きでいつも陽気でした。

彼女は最初は陽気な彼を嫌ってましたが、だんだんと彼を好きになり、争いで失いかけていた笑顔を取り戻しました。

ところが、ある日突然大きな戦争が起きました。彼は彼女を庇い、命を失いました。

彼女は彼の死を認められませんでした。そして、世界に絶望しました。

『いつものように、笑ってくれよ。くだらない駄洒落を言って、くだらねぇと笑わせてくれよ。』

最愛の友を失った彼女は、軍を辞め路頭に迷っていました。

ある日、彼女が崖から落ちようとしていた時、1人の男が彼女に話しかけました。

彼女は男の話に賛成し、男について行きました。


そして、


うおの星が輝きだしました。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る