第17話 二槍の女騎士
『
オリオンが剣を振り上げピスケスを攻撃しようとした。
三又の槍で突くことで攻撃を真ん中と右の刃の部分で受け止めた。
「相変わらずまっすぐな攻撃だね。
そんなんじゃ意表を突かれて、ワタシの槍に突かれるぞ!」
そう言うとピスケスは槍を少しねじると、真ん中部分で槍が分離された。
そしてオリオンの攻撃を受けていない方の槍で攻撃をした。
オリオンは紙一重でそれを交わすと後ろに飛んだ。
「な、なんだ!?槍が分離した?」
オリオンとケフェウスは驚いていた。その様子を見てピスケス両手で2つの槍をクルクル回していた。
「まさに目から鱗だろ?
ここからが本番さ1槍流でも十分本気だったが
2槍がワタシの本来の戦い方だ」
ピスケスはオリオンに向かって突撃した、オリオンが剣で防ぐが、ピスケスはもうひとつの槍ですぐさま攻撃をした。オリオンが急いで避け、かする程度ですんだ。オリオンが剣で攻撃してもピスケスはひとつの槍でそれを受止めもう片方で反撃する。
その攻防が繰り返された。
「オリオンさんが能力もなしにおされている!」
ケフェウスは何度もオリオンの手助けをしようとするが、2人の動きが早すぎて手を出せば邪魔をしてしまいそうだとケフェウスは考えてしまう。
そんなことを考えている内にピスケスの槍がオリオンの身体に当たりオリオンは怪我をしてしまった。
ピスケスは槍でオリオンを突く構えをしつつ言った
「最後に聞く、
「お前らになど渡すわけないだろう!」
「そうか・・・。なら!」
ピスケスがオリオンの頭に槍を突き刺そうとした時
「やめろぉ!」
ケフェウスが叫び、それと同時に弓を構えていたアンドロメダがピスケスに矢を放った。
ピスケスはその矢を槍で弾くが走ってくるケフェウスへの反応速度が遅れた。
ケフェウスの剣はピスケスの顔を掠めた。
ピスケスは後ろに下がるとケフェウスに向けて槍を構えた
「うおっと、恐ろしいスピードだね。ケフェウス君。
君と前に戦った時よりも何倍にも早いなんて。
仲間が殺されそうになって、いつも以上の力が出たって所かな?これなら確かに油断したアクエリアス君なら倒せそうだ」
「ベラベラお喋りが好きなんだな!」
ケフェウスはピスケスに向かって走り出した
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