第8話 さびしそうな声 その1
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旧七不思議 その2と旧七不思議 その3は似ている。なぜなら、2つとも元は詩音の友人から始まっているからだ。
詩音の友人の中で詩音の他に2人、探偵をしている奴がいた。
1人は、
空神探偵事務所
もう1人は、
水神探偵事務所
そして、この2人の助手&彼女、
空神玲於の助手&彼女 香ノ
水神楓雅の助手&彼女
昔、人が何故か行方不明になる事件が、立て続けに起こっていた。
香ノ木瑠花と加藤彩乃は、その事件の、被害者であり、まだ見つかっていなかった。
詩音達は行方不明になった事件の原因が怪奇に関係あると考えており、そして今回、旧七不思議のその2とその3がその2人の可能性があることがわかった。でも確かではないし、根拠もない、そして、凛音も1度、行方不明になっている、だから詩音は凛音を危険な目に遭わせたくないのだ。
しかし凛音本人にその記憶はないし、それを知っている人も少ない。
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(?)『起きて、起きて』
(詩音)『ん、あれ、俺は寝てたのか?』
(詩音)『でもたしか俺は、一人で学校に·····』
(詩音)『き、君たちが、なんでここにいるんだ?·····』
(詩音)『瑠花と彩乃』
(瑠花)『わからないずっとここにいた、彩乃と一緒にね』
(彩乃)『でもさっき、急に詩音が現れて·····だから起こしたの』
(詩音)『まずいな、まさか俺も神隠しにあうとはな.........』
(詩音)『怪奇の原因が分からないから力もつかえないし』
(詩音)『しゃあねぇかぁ、瑠花、彩乃、ここを出るぞ、玲於と楓雅が心配してるし、待ってるぞ·····』
(瑠花)『え?あの人が?·····』
(彩乃)『あの人も?·····』
(詩音)『うん、あの人も、あの人も、待ってるよ』
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(鏡花)『やばいやばいやばい!!やばい事になった!!詩音が消えた、この状況をあの子にどう説明すればいいの?いや無理でしょ普通に考えてこんな状況を......』
(華月)『あーあ、みーちゃった、みーちゃった』
(鏡花)『......え?か、華月!ねぇ華月、凛音にはだまって·····え』
(凛音)『·····』
(鏡花)『い、いやこれには訳が·····ね?』
(凛音)『·····えして』
(鏡花)『......?』
(凛音)『返して·····』
(凛音)『詩音を……詩音を返してよ!!』
凛音は鏡花の胸ぐらをつかみながら泣いてしまった。
鏡花は本気で焦っていた、たが華月がとあることを言った。
(華月)『なぁもしかしてこの怪奇ってさ、瑠花や彩乃も、関わってるのか?』
(鏡花)『何故それを知ってるの?』
(華月)『俺当てに依頼があった、瑠花や彩乃、玲於と楓雅を探してくれと·····』
(鏡花)『それがほんとだとして、誰からなの?』
(華月)『··········詩音だ』
(鏡花)『·····そう』
(華月)『玲於と楓雅の元に行って手を貸してもらうぞ』
(鏡花)『なら、私が行くわ』
(華月)『ダメだ鏡花。行くのは鏡花、お前でも俺でもなく凛音、君だ』
(凛音)『え、私ですか?』
(華月)『あぁ、いいのか?鏡花が行っても』
(凛音)『私が行きます』
(鏡花)『ダメよ、危険すぎるわ』
(華月)『いや当たり前だけど後から俺とお前も行くぞ?』
(鏡花)『そうだとしても、凛音を連れていくのは詩音が怒るんじゃ·····』
(華月)『安心しろ、詩音からの伝言だ』
(華月)『もし俺がいなくなったら、凛音を玲於と楓雅の元に行って3人で来てくれってな......』
(鏡花)『そう、ならいいけど』
(凛音)『絶対に助けるからね、詩音』
凛音は、心にそう固く誓ったのだった。
そして、凛音はふたつの気持ちがあった。
1つは心配の気持ち。
そしてもうひとつは、
私を置いて行った怒りがあった。
続く·····
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