バイト
〈エミ視点〉
「撮れた?」と沙優ちゃんに問いかけながら
自分の手の中にある証明写真を見て大丈夫かなと思った
サユ「撮れた!!髪の毛いいよね?」
沙優ちゃんの写真を見ながら「大丈夫だよ」と言って
歩き出そうとしたら「また出たな!笑」と声が聞こえて
思わず写真をパッと後ろに隠した…
ヒカル「なんか隠したつもりだろうけど
機械から出てくるのから見てたから無駄だよ?笑」
「・・・・別に…隠したわけじゃ…」
ヒカル先輩とコウ先輩の二人しかおらず
安心したような残念なような…
コウ「バイトの面接か?」
サユ「・・・学生証なくして…」
コウ「二人一緒にか?笑
写真つき履歴書なら普通のバイトだな?」
そう…私たちはアルバイトをしようと思い
今から二人一緒に面接だった…
「・・・・お願いがあります…」
ヒカル「お願い?」
「言わないでください…」
ヒカル「誰に??」
「・・・・他の…先輩達に…」
ヒカル先輩達は「言わないよ!」と笑っているけど
今までの口の軽さを思うと信用出来なかった…
コウ「あっ!そこのコンビニのアイスコーヒーを
ご馳走してくれたら誰にも話さないぞ?笑」
電車の時間もまだ余裕があるから
「分かりました」と言って4人でコンビニに行くと
「欲しい物でもあるのか?」とコウ先輩から聞かれ
「夏もきますし…」と答えた…
あのロードショウを見た後に
沙優ちゃんとこの片想いが実ように
少しでも頑張ろうと言う事になり
可愛い洋服もほしいし…
もし一緒に花火大会とか行けたら…
浴衣を着て可愛くした姿も見て欲しくて…
先輩達にアイスコーヒーを渡してから
「約束守ってくださいね?」と念押しをし
二人でバイトの面接へと向かった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます