詩集 皆だけが消えた世界

仲仁へび(旧:離久)

第1話 一人ぼっちの世界



 ひとりぼっちで

 枯れた土の上で

 佇んでいた


 私はどこからきたの?

 貴方はだぁれ


「助けに来たよ」


「この世界で一人ぼっちでいる君を」


 どうして私はここにいるの?


 空 青く 広がって


 どこまでも 続いてゆく


「少女が出会ったのはいるはずのない人間」


「見上げた空はどこまでも澄み渡っていた」


「おそらく外からやってきたのだろう」





「ストーリー」


 滅びに瀕したその世界。

 救世主だけが生き残って、今まで救世主に寄りかかっていた人たちは、消えさってしまった。

 それは運命を入れ替える罠だったから。


「皆」は救世主を生贄にして、生き残ろうとしていた。

 けれど、生き残ったのは「救世主」ただ一人。


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