第102話・上げ底靴の華奢な女の子のおんぶで痺れた
ホンネでは、髪の毛触られるの嫌、という女の子が「軽くなら触ってもいいよ」と言ってくれたこのポイントは高いのではないだろうか。過去に、性的関係ありの仲な女性から「髪に触られるの絶対にイヤ」と言われた経験がボクにはあるため、女性にとっての髪、ってのは特別なものである可能性あるから要注意、と。
おんぶしてくれてる女の子の髪が触り放題なのは、女の子はおんぶという重労働に一生懸命なので、自分の髪がいじられていることに注意がいかない。70キロのボクをおんぶして、上げ底靴で歩くなんて、女の子にとっては、髪を振り乱して頑張らなければできないハードな運動なのだろう。
「髪の毛、すごく綺麗。色もこの色好き。手触り感も気持ちいい。クンクンしちゃう」と言いながらボクは、彼女の髪に数回くちづけをし「ああ、いい匂い~」と。それでも、彼女から「髪にくんくんしないで」とは言ってこない。
それよりも「男の人のおんぶ、重いですよ~。改札までムリです」と、髪をいじられてることよりも、おんぶのほうで、精いっぱいのようだ。この状況にボクは性的に感じてしまい、アソコが堅く勃起してしまった、おんぶしてる女の子の身体が細くて華奢であるがゆえに、ボクは自分の勃起をことさら明確に感じているのだうか、ためしに、女の子にに訊いてみた。
「キミのおんぶにかんじちゃって、ボクのアレ大きくなっちゃってるの、背中でわかりますか?」
「うん、なにか当たってるな、と」
「こんなんなっちゃったんでおんぶから降ろされると、ほかの人に見られて恥ずかしいんで、収まるまで、しばらくおんぶしててください。重いのにすみません」
そんなタイミングで駅には次の電車が到着し、乗客の群れがドドーッと改札に向かう波がきたので、ボクは
「柱の陰でこの人の波をやりすごそう」と、5~6歩移動するように、おんぶの上から指示すると、女の子は、柱の陰に歩いてくれた。
細い女の子が、男をおんぶして柱の陰に立ち尽くしてる姿を、通勤ラッシュ内の人たちはとう見ているのだろうか、と想像すると、ボクは優越感にニンマリ。上げ底シューズの女の子のおんぶ上からのボクの目線は、改札に向かう群衆を見下ろすにはじゅうぶんすぎるほど高い。女の子のおんぶ上から眺める群衆という構図は、なんど眺めても最高に気分がいい。そんな快感も加算されたためか、ボクの大きくなったアソコは、いっこうに収まらない。
女の子は「手がしびれてきた、もう力の限界、降りてもらっていいですか?」
「待ってぇぇ、今すごく気持ちよく感じちゃってるの、もうちょっとでいいから頑張って、おねがい・・重いのにゴメン」
「えーっ、私がこんなに大変な思いしてる上で、気持ちいいからって、なんだか・。
なんで、こんなことしてんだろ私?」
「ひとりの男が、キミの女性としての魅力に感じてしまってるんだよ、性行為してるわけでもないのに。こんなことって女性として素晴らしいことでは?」
「なんか、言いくるめられてるかんじ・・・」
「今のこの人の波が終ったら降りるから、それまで頑張って」
「うん」
人の波がまばらになったところで、ボクはおんぶから降りた。
「ありがとう、こんなファッションセンス抜群テスタイルも素敵なかわいい女の子に朝からおんぶしてもらえて、今日は最高の1日のスタートです」
「私はもう足腰ガクガクで、腕はしびれちゃってるし・・」
「重労働させちゃって、ごめんなさい、近くの喫茶店で休もうか」
「うん、モーニンク奢ってよね」
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