第25話・女の子にお姫様抱っこしてもらう至福

 女の子におんぶしてもらって、肩車してもらって、お馬さんしてもらって…、

ときたら、次のボクの夢は、女の子に、お姫様抱っこしてもらうこと。だけど70キロ前後のボクの体重を女の子の細腕2本で支えるのはかなり大変で、できる女の子はかなり限定されてくる。

「肉体的に大変なことだからこそ、華奢な女の子にやってもらいたい」という、ボクの悪趣味も、なかなか成立させられない。抱っこしてもらってるボクも女の子の首後ろに回した両腕に力を入れて、女の子にぶら下がるふうにしないと、ボクの上半身を支えてるほうの女の子の細腕が、重量に耐えられなくなって落とされちゃう。

 こうなってしまうと、ボクは、せっかく女の子にお姫様抱っこしてもらってるのに、安楽の夢心地で女の子の抱っこに甘んじることができないのだ。それでも、ボクは、頑張る女の子の顔を斜め下から見上げる角度を大好きで、機会あるごとにに、いろいろな女の子に、お姫様抱っこを頼んできている。

 そんな中やっと、安楽の夢心地を感じさせてくれる女の子のお姫様抱っこに出会えた。元スポーツ女子で身長163センチくらいの愛嬌顔の巨乳ちゃん。ボクを抱いて歩き回ってくれるほど腕力体力がある頼もしさが絶品なのと同時に、「巨乳ちゃんの抱っこ」というのが、ボクのような甘えん坊男子にとってはドキドキバックンバックンだった。

 抱っこしてもらう瞬間だけは、ボクも両腕に力を入れたが、お姫様抱っこの体勢に

なってからすぐに手の力を緩めてみる。巨乳のミイちゃんは

「あっ、重い、ダメかも」と言いながら、よろけつつも耐えてくれた。ミイちゃんの豊なおっぱいがボクのクチの近くで揺れているのが

「女の子に抱っこしてもらってる」という実感を。

抱っこしてもらえてたのは15秒くらいだろうか。15秒が、お姫様抱っこタイムとして長いのか短いのかは考え方次第だとおもうが、ミイはボクをポーンとは落とさず、やさしく丁寧に下してくれた。

 ボクはミイに「もう1回やって」と言いながら、ミイの首後ろに

腕を回すと「ちょっと休ませて、腕が・・」というも、抱きついてるボクの片足を左手で抱えてくれた。ボクは、もう一方の足で自分の身体を蹴り上げるようにしつつ、その蹴り上げた足をミイの左腕に乗せる。

 この、自分の両足が女の子の腕に乗った瞬間が、たまらない。自分の全体重が女の子の細腕2本に預けられた幸せ実現の瞬間で、自分の両足がミイの腕に乗ってる光景を目に焼き付ける。自分の足が宙に浮いてる光景を見て、自分の足を見て至福になるなんて・・。そして後ろ首にまわしていた腕の力を抜いても、ミイが抱っこしつづけてくれてるのを確認したときのさらなる至福・・。

 すると、ミイは、そんな脱力したボクを抱っこして、その場でくるくると回ってくれた。乗っかってるボクのがわからすると、、周囲の景色が流れて見える中、目の前のミイの横顔と胸と自分の足だけがクッキリと見える。最高のメリーゴーランドだ。ずーっと回っててほしい、止めないでほしい。目がまわってふらふらになっちゃっても、ミイに抱っこされてるから大丈夫・・。抱っこしてくれてるミイちゃんが大丈夫かどうかを気にしつつも「もっともっとずーつと」

 でも、終わりはきてしまった。下ろされたボクぱ「もう1回やって」と。こうして、ワガママ甘えん坊男子は養殖されてゆく。


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