こんな時に来てほしくなかった

コンサリモン

第1話完結



あいつがボールを持つとチームの動きが良くなる。


その日限りの生活を楽しむ僕らは道でサッカーをしていた。


プロのサッカー選手を目指しているのではなく、娯楽としてのサッカーだ。


飢えるほど切迫な経済状態にないけれど、僕らは路上でサッカーをすることを好む。


スムーズなパスにしなやかなトラップ。


みんなが誰か来たことに気づいた様子でボールが止まった。


「俺が入れば適度なチーム編成になるってことだな?」


自己中な奴が来やがった。


緊急事態だ。


彼のプレーは残虐行為で有名だ。


僕らのプレーは彼が入ったため、動揺が隠せないプレーになってしまった。


僕の娯楽は予期しない人物が加わったため、本日は閉鎖した。


END

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こんな時に来てほしくなかった コンサリモン @consarimon

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