第3話
本日2度目ということもあり、体はさっと流して済ませる。そして湯船へ、ちゃぽん。
「あったまる〜〜〜」伸びをしながら呟いた。
ここ、蒼田旅館は大浴場が売りということもあって、定番の室内風呂や露天風呂から、泡風呂、マッサージ風呂なんてものまでバラエティー豊かな風呂が揃っている。
というか蒼田旅館って
そんなことを考えたりしながらのんびり浸かっているうち、人が少なくなってきた。
……頃合いか? そろそろのぼせてしまいそうだし、出よう。
更衣場で浴衣を着ながらふと、まだ色んな風呂を試せてないことに思い至った。
最初に入った時はバタバタしてたし、さっきもボーッとしてたもんな……
よし……明日は風呂全制覇するぞ! そう心に決め、帯をキュッと締める。「お"え"」
キツく締めすぎたみたいだ……うん……
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