正直こう言ったオリジナルストーリーにはあまり期待していませんでした。ですが1話を読んだらあらびっくり、物語の中に惹き込まれていました。起承転結がはっきりとしており、全てを余すことなく味わい尽くせる。人物同士の絡みも独りよがりではなく、実際の人物を見ているかのよう。そして何より、声を大にして言いたい。「ハッピーエンドはいい!大好き!」こんな素晴らしい物語を今までスルーしていたなんて、過去の自分を殴りたい。そういった衝動を抑えきれません。完結したあとも、細かい補足や登場人物たちのその後か語られており、最後までチョコたっぷりのトッポもびっくり、溢れ出てます、チョコ。ギャグもシリアスも綺麗に使い分け、鬱々とした空気は長続きせず。主人公の成長がここまで嬉しく、美しい作品は他にないと断言できます。フィクションよりの現実に近しい物語に親近感を覚えやすく、作中にもちりばめられた見知ったネタの数々。第1章を読み終えた時点で「面白!」の言葉が思わず飛び出ていました。先が気になる、彼女らがどのように締めくくるのか、嬉々として読み進めていました。この感想は読み終えた興奮も冷めぬまま、気の向くままに自分の感情をひたすら書き連ねています。もうすごく好き!ありがとう!この物語を紡いでくれて!これが推す気持ちですかね!物語推しです!長編なのにずっと楽しかったです!応援してます!ありがとございました!
読み始めて最初にガツンと来るのは物語の壮大さ。そしてそれをコメディに仕立てあげてしまう作者の凄さ。本来アリスの半生はまさに不運そのものでとてもじゃないけど明るくなんて話せない。普通に話せばお通夜になることは確定。そんな話も"笑い話"にして吹き飛ばしてしまう。それにアリス自身の強さ、心情の変化、一歩踏み出したからこその苦悩。まさに人間とは、心とはんなもんなんだというのをまじまじと実感させられた。それに題材は今まさに問題に上がる「ネット冤罪」「いじめ」「誹謗中傷」。言葉とは簡単に人を傷つけること、ネットで豹変する人の心情、恐ろしさ。それに恐怖するとともに、ネットは楽しくて、素晴らしい物だと実感する。すごく良いお話。
まぁ偉そうに書きましたが要は素晴らしい小説でした!ありがとう!という話です。
私もこれを読んで1歩踏み出せました!未だに悩んだ時はこの話を読んでいます。「The show must go on」。アリスが語った銘は強く心に刻まれています。未だに悩みは多々ありますが、アリスのように生きられたら、そう思っています。
本当にありがとうこざいました!この作品に出会えて良かったです!