クリムゾンコネクト!!

@mono_00_

闘技大会

人工惑星エターナル、今日はここで闘技大会が行われる

各地からこの大会に出場する為、出場者が続々集まってきている


そこに家族と見にきた少年がいる

『わぁー!すごい』

商業都市でもあってお店も多く賑わっている

大型ディスプレイもあり、そこに今日の大会の宣伝が流れていた

『わぁー!!クリムゾンだ!』少年が声をあげる

そこには深紅の瞳にふん先から中心が赤く剣のような角を持ったドラゴンが映っていた

目を真ん丸にしながら歩いているとガラス張りの通路があり今日闘技大会が行われる会場が目に入った

『楽しみだね!』『うん!』

しばし観光を楽しみメインの闘技大会の会場に赴く

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会場は始まる前から熱気に包まれている

試合が始まるとさらに盛り上がる観客たち

『次は優勝候補の登場だ!クリムゾンアイズ、、』

歓声が一際大きくなる

『エターナルサンシャインドラゴンの使い手のスカイだ!』

手を振りながら会場に入ってくるスカイ

『来たよ!パパ!スカイだよ』『そうだな、格好いいな』『うん』

歓声が収まり試合が始まる

互いのコネクターに手をかけ、声を出す

『クリムゾン、、』『ウォーター、、』

二人同時に『コネクト!!』

『試合開始だー!!』

両者の声と共にコネクターから相棒が出てくる

『うぉぉおー!!』

炎と水のぶつかり合いで水蒸気が立ち込めのなか、霧がはれ立っていたのはスカイだ

『おー!勝者はスカイだー!!この調子で優勝間違いなしかー?』

歓声が上がる

謎の男『そうはさせない、この日のためにとっておきを用意したんだから、』

『やった!クリムゾンが勝ったよ!』『そうだね』

着々と試合が進んでいくなか次に登場したのは無名の使い手で特に盛り上がりはしなかったがコネクトした瞬間に場の空気が変わった

『こい!黒魔のゴーレム!!』

そのゴーレムは圧倒的な力で対戦相手を倒してしまった

実況も一瞬戸惑ったかその勝利を祝福し観客も盛り上がった

その後着々と勝利を重ね決勝の舞台に立ったスカイ、そして相手はあの黒魔のゴーレムの使い手だ

『どんな相手だろうと必ず勝利して見せる!』

スカイの言葉に盛り上がる会場

『凄いね!クリムゾン勝つかなー?』

一方の相手は不気味な沈黙を破り笑いだしながら語りだした

『この日のためにこのゴーレムを用意したんだ、どの出場も相手にならなかったんだお前も叩き潰してやるよ、ハーハッハッハ』

『それはどうかな?戦って確かめてみるといい!クリムゾンコネクト!!』

コネクターに手を当てそう叫びドラゴンを呼び出した

『そうだな、やってやるよ黒魔のゴーレムコネクト!!』

両者の相棒が対峙する

先に仕掛けたのはゴーレムの使い手だ

『やれ、ゴーレム!』

そう命じコネクターに力を込めるとゴーレムがフィールドに地面からいくつもの石柱を突き出した

それに一瞬驚いたクリムゾンだが即座に空中に羽ばたき体を捻らせながら交わしていく

『強力な技だ、こっちも行くぞ!クリムゾン!』

そういうとスカイが袋の中から植物の種を取り出しフィールドに蒔いた

『ソウルフルシード!!』

そうスカイが言い放つとクリムゾンの尻尾の先にある発光体が強く光だし今蒔いた種が急激に成長し周りが森のようになった

『なんだこれは!?』

『これこそクリムゾンの特殊能力だ、もう動けまい』

植物にからめとられて身動きが取れなくなっているゴーレム

『いや、まだだゴーレム!!』と力を込める

ゴーレムが巨大化していく

『そうだ、その調子でなぎはらえ!、、あっなんだ?!』

コネクター異変が起き爆発する

『あがっ、』コネクター投げ捨てるがゴーレムは魔力暴走を起こしさらに巨大化していく

使い手の人物はその場を走って逃げる

アナウンスが流れる『皆さん!落ち着いて避難して下さい!』混乱に陥る会場

『やばいな、クリムゾン止めるぞ!』

それに応えるクリムゾン

交戦していたが石柱がクリムゾンに当たり、そのまま会場の天井を貫く

『あっ!危ない!』

男の子が声をあげる

上から落ちてきた瓦礫にどうすることもできずスカイに直撃する、それと同時にクリムゾンとのコネクトも途切れ消えてしまう

会場も逃げ惑う人々が当たり少年が一人になってしまった

煙がはれ、そこには下半身を挟まれ動けなくなっているスカイがいた

『助けなくちゃ!』

少年が走り寄る

『危ないよ!君!』

瓦礫を避けながらスカイの元にたどり着く

『だ、大丈夫ですかっ』

意識が朦朧とするなか答えるスカイ

『あぁ、何とかね、君これを安全な所に届けてくれるかな?変な所は触らないでね、万が一クリムゾンが出てくると危ないから、大事なものだから、たのん、、』

気を失ってしまうスカイ

『早く誰かに言って助けてもらわなくっちゃ!』

混乱の中、係員の人に声をかえた

『あの、これ大切なものなんで預かって貰えませんか?』

『あぁ、わかった!君も早く避難して!』

そういうとコネクターを受け取り近くの台に置いてまた避難誘導でどこかにいってしまう

取り残される男の子、暴れ続けるゴーレム

『何とかしなきゃ、このままじゃ!みんなを助けなきゃ!』

また駆け出す少年、さっき渡したコネクターを再び手にして来た道を引き返す

『スカイはいつもこうやっていたんだ!』

走りながら少年がコネクターに手をあて叫ぶ

『クリムゾンコネクト!!』

そう言った瞬間光が溢れクリムゾンが再び現れる

いつも違う様子に呼び出した相手を睨み付けるように見つめるクリムゾン

少年は怖がりもせずクリムゾンを輝いた目で見つめる

『クリムゾン大変なんだみんなを助けたいんだ!力を貸して!』

頷くクリムゾン、大きく羽ばたき咆哮あげ飛び立つ

『あっスカイ!』

瓦礫をとげ安全な所に避難される

『うん、クリムゾンあいつをやっつけて』

眼光鋭く先を見据える

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魔力暴走を続けるゴーレムの所にクリムゾンが舞い降りる

『やばい、相当暴れてる』

下手に近付けばさっきのように石柱にやられてしまう可能性もある

『たぶん、魔力が多過ぎて暴れてるんだと思うんだ、どうしよう、』

と考えているなかゴーレム一撃が会場の床を破壊し、とっさにクリムゾンの飛び乗る少年。

そのまま落下するゴーレムを追う

『そうだ、さっきスカイから拝借したこのシードを使えば!』

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その頃大体人は避難を終え、事の行方をライブ中継で見ていた

『あれは、なんだクリムゾンだ!スカイがまだ戦っているのか!いや、あれは違う子供がクリムゾンの上にいるぞ!』

その子にカメラがズームする

『あの子が戦っているのか、』『そうよ!あなた早く助けに行かないと!』『そうだけど、今の僕たちには何もすることが出来ないし、なによりあの子の目が輝いているしあの子にかけてみよう!この惑星の命運を』『あなた、、』

あちこちにぶつかりながら落下するゴーレムを追っていると周り風景がメカメカし無機質なものになってきた

『そうか、この惑星の核に近づいているのだ、』

このまま行くと核とゴーレムが衝突して惑星爆発を起こすかもしれない、止めなければ


『そろそろいいかな、クリムゾン!飛ぶよ』

そう言うと少年はクリムゾンの背から飛び出し体を一直線にしてゴーレムの方に向かっていく

ゴーレムが少年に気づき石柱を飛ばす、それを身を翻し避けゴーレム本体にしがみついた

『よし!』巨大化したゴーレムは小さい少年に手も足も出ず暴れているなか少年が持ってきた種を移動しながら埋め込んでいく

『うんこれだけやれば』といいゴーレムから手を話し宙を舞う、そしてクリムゾンに視線を送り合図をする『クリムゾン!!』

クリムゾン叫び尻尾の発行体が輝く、瞬く間にゴーレムに埋め込んだ植物の種が成長する

木々が周りの壁面とゴーレムを固定した

クリムゾンが少年をキャッチして様子を伺う『やったか』

沈黙したと思ったゴーレムの目が再び光を放ちまた暴れだす

『やばい、このままじゃまた下に落っこちちゃうクリムゾンどうにかできない?』

クリムゾンは少し首を傾げたあと尻尾をほのかに光らせた

すると今度は木々は成長するのではなく違う変化を見せた、ゴーレムの動きが徐々に鈍くなっていくとともに木に花芽でき膨らみ綺麗な大ぶりの白い花が咲いた

『綺麗、』

__

クリムゾンに乗って地上に戻る

ゴーレムが壊した床が見えてきて、そこから飛び出る

『やった〜戻っ、、』

うおぉぉ〜!!と歓声があがる『帰ってきました!ヒーローの帰還です!!』

どうやらライブ中継されていたらしく一部始終みえていたみたいだ

盛大に迎えられ、クリムゾンのコネクトを切りコネクタースカイの関係者手渡す

一段落して両親のもとに帰る

『やったな!』『うん、無我夢中で』

『怪我はない?』『大丈夫!クリムゾンと一緒だったから』『そう、なら良かった』

『帰ろうか』『うん』

この惑星をあとにする家族、しばらくしてスカイも大丈夫だったという話を聞いた

__

自宅でくつろいでいる

『お!スカイが映ってるぞ』少年が駆け寄る

『クリムゾンも一緒だ!』







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