第7話 スラム街の呑んだくれ親父
「ぼ、ぼきゅ7才アソウギきゅん、な、何才?」
何でだろう?アソウギ君に、ドキドキして上手く話せないよぅ!
「私も7才よ、うふっ」
年が同じなのに、可愛い感じじゃ無い、大人っぽい整った顔、美人だな!!
「ア、アソウギくん、一緒に王都に、ゆこう」
突然何言ってる?僕はアソウギ君と離れたくなくて、必死の思いで誘いました。
何でこんな気持ちになるんだ?
「王都?行ってみたいな、私もナユタさんと行きたいけど、牧場の仕事してお金を稼がないとダメなの」
不思議です、何でこんな気持ちになるんだ?
アソウギ君に断られ、僕は完全に落ち込んで、その場に崩れ落ちて仕舞いました。
「ナユタ、その子と友達になったのか?」
「おぅ!ナユタ君その子はアソウギって名で、呑んだくれ親父の代わりに仕事頑張ってる、良い子だ仲良くしてやれよ」
アソウギ君が僕と一緒に、王都に来られない理由が、働かない親のせいって解りました。
「ベン町長さん、シーシャさんにアソウギ君が、僕と一緒に王都に行けるように頼んで下さい」
僕にすると、考えられ無い位積極的に、意見を言ってみます。
「おぅ、アソウギのためにも良い話だ!シーシャ殿に話してみる」
ベン町長は気軽に請け合ってくれて、アソウギ君を連れて行きました。
どんな話で、どう解決したか解りませんが綺麗な服を着たアソウギ君が夕方宿屋にシーシャさんと一緒にやって来ました。
「ナユタさん、私も王都に行ける事になりました、よろしくお願いします」
「いっよしゃぁ~~っ!!!」
お父さんとお母さん、シーシャさんが微笑ましそうに、笑って居ました。
アソウギ君と一緒に、皆で夕食を食べました。
今まで食べた事が無い位、とっても美味しい夕食でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます