生命の起源…かな(;^_^A

第1話

　グラ、グラ、グラ！

　とても大きな揺れです。

　地上なら地震てすが、ここは、空の上。

　天震と言うところですか。

　大きな地震なら、私達は、立っていられなくて、転びます。

　大きな天震は、星たちの軌道が変わって、とんでもない方向へ、飛んで行きます。

　お空の片田舎、プレアデス村で、最も若い星のすばる君は、あまりの揺れに、足を滑らせ、地上に落ちてしまいました。

　気が付くと森の中で、寝ていました。ずいぶん時間が、経ったみたいです。

　頭のたんこぶがヒリヒリ。

　でも、心配ありません。すばる君には、星の世界の光通信があります。

　空を見上げると、

「助けて下さいと」

　王様の星に、向かって瞬きました。

「分かった」

　王様の星が、瞬きました。

　しかし、いつまで経っても助けは、来ません。

「助けは、まだですか」

　そう瞬くと、返事がきました。

「星の中には、すばる君の様に地上に落ちた者や、銀河で溺れたり、ブラックホールに飛び込みそうになった星もいます。まずは、早く助けないといけない星から、助けています。」

　そう言われると、それ以上急かす事が出来なくなりました。

　仕方なく順番を待つ事にしました。

「ほんと。天災だね」