ホログラフィックユニバース

ブルースは、ある訳本の表紙のデザインをしていました。

その本は『ホログラフィック ユニバース byマイケルタルボット』


この著者はブルースの仲間の一人だと言っていました。


本の内容は当時のわたしには半分も理解出来ないようなことでした。


要約すると、こんな感じだと思います。


この宇宙は全てホログラム(立体映像)で、目の前にある物資は皆んなが共通意識で創り出した幻影であって、そのものはあるとも言えるし、ないとも言える。

他人の視覚も聴覚も自分の視覚、聴覚のように認識することは実際に出来ない。

同じものを見ているかどうかは確認しようがない。

でも、黄色いものは他人も黄色と言うでしょ?

そう!

でもその黄色はあなたが思ってる黄色であって、隣の人が思ってる黄色は、あなたが思ってる緑かもしれない。


というようなことが、宇宙物理学の見地から色々な検証もして証明したことを難しく書いてありました。

その内容は半分しか分からないながら、衝撃的でした。

要は、人のマインドが全てを創り出しているということ。


その日本語版の本の表紙のグラフィックデザインに、ブルースは、わたしの顔写真を使いたいと申し出てきました。


「宇宙の中の惑星のイメージにあなたの眼を組み合わせてデザインしたい!」


その本のことをあるきっかけがあり、最近引っ張りだしました。


とても気に入ってる本で、周りの人たちにも勧めた『思考は現実になる』という本の第2弾の中で、その著者が、影響を受けた本としてマイケルタルボットのホログラフィックユニバースが引用されていたのです。


ホログラフィックユニバースという本のことはすっかり忘れていたけど、この本のタイトルと作者の名前を見た瞬間フラッシュバックし、書棚を捜すと大切にしまってありました。


その表紙上のわたしのあの時の眼が、まっすぐ今のわたしを見つめていたのです。


今は、あの時から見た未来。

そしてあの時は今から見た過去。

過去、現在、未来は全て同じところにあるのではないでしょうか。

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