03-07-02 漢十 董卓
間もなくして
何太后の兄の「
このとき袁紹らが将軍のひとりとして招いたのが、「董卓」である。
董卓が到着するよりも前、何進は宦官らによって殺された。袁紹は兵を動員して宦官らを捕らえ、長幼の別なく殺し尽くした。その数は二千人あまりに及び、ヒゲがないからという理由で殺されたものもいた。
そこに董卓が到着する。一体何が起こっているのかを劉弁に尋ねるが、要領を得た答えは帰ってこない。一方で、劉弁の弟である「
邪魔者を追い出した董卓、満を持して劉弁を廃し、劉協を皇帝につけた。「献帝」である。
長安では、「
董卓が自宅を発し、北掖門より宮殿入りする。王允らはそこで待ち伏せをし、遂に董卓を車から追い落とす。董卓は呂布に助けを求めたが、呂布は言う。
「詔が下った。逆臣を討つ」
そして駆け寄り、手にした矛で董卓を刺殺した。
これより以前、董卓は
「ことをなさば天下の主、なしえぬとしてもこの宝で余生を過ごせようよ」
しかし殺された後、その屍は市中にさらされた。董卓は非常に太っており、へそに蝋燭の芯棒を挿し、火をつけた。そのひは数日の間燃え続けたと言う。
董卓の残党は挙兵し長安城を襲撃、王允を殺した。呂布は逃亡した。
王允は後漢末、朝廷を席巻した
後漢
巨大な数字に絡んだ、名士の評価。
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