02-03 高帝劉邦・呂雉
02-03-01 漢一 高帝劉邦 1
成長すると
始皇帝はかつて、東南に天子の氣ありと予言を受けたことがあった。そこで東南の地に巡幸した際、秦にとっての災いの芽を潰そうとした。そこで劉邦は「芒山」「碭山」の山あいに逃げ隠れた。しかし劉邦の居場所を、呂雉はすぐに突き止める。これはいったいどういうことかと問えば、劉邦の上には常に瑞雲が立ちこめる、ゆえに探り当てるのが容易い、と答える。この話に劉邦は大いに喜ぶのだった。
沛の地の青年たちはこの話を聞き、みなが劉邦に仕えたいと願い出てくるようになった。
やがて、陳勝が決起。劉邦も沛で決起する。沛の年長者たちは沛の長官を殺害、劉邦を沛公に推戴した。また「蕭何」や「曹參」が沛の若者を集め、三千人もの兵を率いる勢力となった。掲げる旗は赤であった。
その後項梁の幕下に加わり、大いに信任を得る。秦を滅ぼす先鋒として咸陽入り、三代皇帝の降伏を受け入れる。結果項羽と対立、ほうぼうで負け続けながらも最終的には勝利、皇帝となった。このあたりは楚漢戦争にて語った通りだ。
晋の宣帝、つまり
対する劉邦は龍のごとき貴人の顔、とされる。この辺りは劉邦を一通り終えた後の「劉邦クソ親父&クソ器デカ親父まとめ」にて紹介したいと思います。
国を興したふたりの高祖の面相にまつわる話。
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