01-14-02 燕九 楽毅

 えんに登用された楽毅がくきは国事を整えると、せいにリベンジマッチを仕掛ける。臨淄りんしへと攻め寄せて斉の湣王びんおうを追い出すと、更に七十あまりの城を攻め落とした。残ったのはきょ即墨そくぼくのみであった。


 楽毅の斉攻めの間に昭王しょうおうが死亡。「恵王けいおう」が立つ。惠王は太子の頃から楽毅に専断されているのを不愉快に思っていた。そこに斉将の田単でんたんがスパイを送り込み、「楽毅の斉攻めがグズグズしているのは、新王の元に戻りたくないからだ」とデマを流させる。

 楽毅を疑った恵王は楽毅を召喚したが、楽毅は誅殺を恐れて趙に逃亡した。そこで騎劫きごうを代わりの将として派遣したが、むしろこれによって田単に大破されることとなった。この交代劇により、斉は多くの城を取り返したのである。

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