第345話 遂に来てしまった時代2

 まず大学の事を簡単に触れる。大学を立てる場合、国から大学を建築するに辺り、助成金が出る。その額は、大学設立にかかった半額を国が補償していた。

だから、ひと昔前は大学が多く建った。


先に述べておくが、私は私の知る真実を話す。そこに悪意は一切無い。それは念頭において置いて欲しい。現実をそのまま私は公表するだけである。


まず、一番問題になっているのは歯科だ。今からなとうとしている人は確実に減っている。第一に、もう開業しても潰れるだけだ。東京では患者に知識が無いと思って

医師会が推奨している訳では無く、個人の開業医の医者は、今のうちになかば詐欺に近い事を言い、保険外の歯を勧めて来ると、私は多くの人に相談された。


まず最初に断る事が大事だ。だが私に相談しにきた人たちは、皆最低1本は入れていた。それほどまでに、まだ患者が弱い時代だ。うちの父親の哲学的意見で唯一納得できたのは、患者はお客様だという心を、医者は忘れていると言っていた。それは周りがつまりは患者が、お礼を言うからだ。


私は病院にかかってもお礼を言った事は無い。それがどんな相手であろうとも逆に説教することもある。

まず医学部に入学するには、私立なら最低5000万ほど見ていたほうがいいだろう。

国立なら務めるだけで元は十分取れる。リスクも少ない。


これは私の一族のうち、現在でも10名以上は医者だから、知り得ることが可能である。通常の人であれば、知っていても公表しない。それは地雷を踏む事になるからだ。下手をすればすぐに弁護士を立ててくる。しかし、私は騙すのは嫌いである。

そして私の肩書は長男の長男である。親父の世代で長男の力は絶大であった。


非現実な事が全て、実現できるほどの力があった。


まず医学部に6年通う訳だが、6年間にどのような勉強をするのかと云うと、全ての医者の知識を詰め込む。親父が言うには、本を流し見以上でペラペラめくるようなもので、学ぶというには程遠いほどの知識しか無い。卒業するに辺り、それぞれが専攻を選ぶのだが、問題は世間に対して専攻するので、もう何年も前から小児科や産婦人科がいない状況が続いている。今はまだいるからいいが、専攻を選んでから、その知識を得る為に、最低10年専攻した医学について、学ぶのが開業の条件である。その間、大学で学ぶ10年間は無報酬である。そのため週末、バイトをして普通の人は過ごす。


しかし現実的に最低10年間、専攻した医学を勉強してもハッキリ言えば新米で、知識なども遥かに足りない状態での開業になる。


先程、話した、小児科や産婦人科を専攻する人は現在はいないに等しい。

8,9割が脳外科、形成外科、を選んでいるともう何年も前に聞いた。


つまりは小児科や産婦人科は居なくなる。医者に定年はない。生涯現役も可能だ。

今はまだある小児科や産婦人科は年々減っている。日本が歯科が開業にあたり破産する問題に取り組んだのも遅すぎた。現実的に考えてそろそろ減る。10年ほど前かそれくらいの時に、政府は初めて、歯学部の国家試験の難度を上げ、大学の上限枠を減らした程度しか対応しなかった。


しかし、その時にすでに大学に通う者や、研修している歯科の者たちはいるわけで減るピークを完全に間違って捉えている為、今この東京でほぼ全員に近い開業医は保険外を勧める。私の一族に一度聞いたことがあるが、歯科も数名いたが保険外の歯なんて自分でも入れた事もないし、患者に勧めるなど言語道断だと言っていた。


今の時代は逆転した。患者のほうが強い時代だ。だから間違ったことを言われたらハッキリと自信を持っていうのが筋であろう。


高須の話もよくしていた。どうやら親父の後輩だったらしく、色々外部には出ない話をしていた。まあそれはどうでもいい事だが、書いた内容は全て真実である。


頭の痛くなるような相手の場合、東京にはいないのですが、親類に歯医者に通っているなら歯科医がいるので相談しますというか、医者にかかっている時も同様に、親族に医者がいると言えば、一発で相手の態度は変わる。


私の場合は東京にいる叔父が実際、ある医学専攻では日本で1、2を争うほどの名医だ。だから言えば一発でKO出来る。


あくまでも悪意を感じた時に使えばいい。保険外などを勧める歯科等がそれにあたる。あとは受付をしていて態度の悪い看護師などにも効果は大きい。


医者の世界は横繋がりは非常にあるが、あくまでも医者同士の中に留まる。

私が本当の事を伝えるのは、あまり知られていない事実が多いためであり、

大学の人数枠も余っているのが現状であり、今後毎年減り続けることはもう決まっている未来であるからだ。


絶対的な未来を知っていれば、多くの事に活かせる。今年受かった医者が10年後の日本で開業することは出来ないだろう。少子高齢化の堤防は決壊しているからだ。


冗談抜きに、地方ではあと10年すれば無人島になるような島々がある。

私の知り合いの島には何人いるのかは分からないが、70歳代は上段ではなく若手として扱われている。色々な事を知る事で、色々な事に活かせる。

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