第294話 宮迫博之の誤算

 世間では色々な話が飛び交っているが、皆、理解していないのでは


無いだろうかと、私は思う。


それは芸能関係者が、引退し、その後、飲食店等を経営している人は多くいる。


確かに最初は興味本位や、ファンは店に来るだろう。


しかし、あくまでも宮迫さんの場合は、焼き肉店を経営しようとしているが


結局は、値段に見合う店であったり、安さが売りであったりという事が大事になる。


今、騒いではいるが、芸能人であった宮迫博之は、焼き肉店をするならば


芸能人であった事を本人は忘れなければならない。


それは仕事が変わるからだ。力を入れる所は、肉質やサービスであり


結局は、宮迫博之の焼き肉屋というだけで終わることになる。


これは他のお店を出している芸能人でも同様である。


周りを気にせず、しっかり根本を見ていかなければならない時であり、


開店するに当たり、話題作りに没頭してはいけないと思う。


そして、私的に考えても、あと薬など医者家系である私は今まで色々聞いてはきた。


まずは感染者を0にしないと話にならない。


芸能人でありたいのであれば、焼き肉屋の宣伝や投資している資金は無駄に終わる。


彼が安易に、あの件に関わり、世に知られてない芸人などは消えているのだろうと


思う。状況から見て、一時撤退するのが妥当であり、それは決して恥ずかしい事でも


なく、間違った選択でもない。それをどれだけ早く判断し、一時撤退するのは賢い選


択でしかない。その上で、考える時間も作れるだろうし、芸能人に戻りたいのであれ


ば、つまらないプライドは捨てなければならない。彼の判断ミスで事がこうなってし


まった以上、彼は頭を下げるしかない。


何事に対してでも、本気の姿勢を見せなければ、その心は見えないものである。


引き際は非常に難しいものではあるが、今は引き際でしかない。


色々な意見があるであろうが、誰が出資しようと、実質的に違っても、


看板は宮迫博之になる。それは良くもあり悪くもあるものでしかない。


開店しても、芸能人としての宮迫博之の力はすぐに消え去る。


話題とはそういうものだ。今は渦中にいるから皆、騒ぐだけであって


日常は流れ、進んでいく。開店して3カ月もしないうちに、どっちに転んでも、


話題になる事も無くなるだろう。それは仕方のないことだ。


周りの意見よりも、彼は自分自身を今、見つめ直さなければ、激流に飲まれて息絶え


る事になる。人生の岐路である事は間違いのない事であり、真剣に向き合わないと、


悲惨な結果しか待ってはいないだろう。


自分のフィールドでは無い所で勝負する事への、理解が浅いと私は思う。

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