第217話 中村天風 (日本人)

“人が人の世のためを、本位として生きる時、

その心の中に、卑しい不平不満の火は燃えない”




良い言葉である。今の日本にこそ必要な言葉だ。


町で見かける人々には、心の火が灯ってない人が多い。


まさに風前の灯火である。


狭い日本から出たから、色々体験したからこそ言えると思う。


私も思ったが、世界は広い。その広さは行かなければ分からない。


特に私の印象に残ったのは青空であった。


果てしなく、一切の邪魔するものもなく、見渡す限り空が広がっていた。


何かを経験するというのは、今思ったが、そういう意味でも捉えられる。


日本にいても、心さえ広ければ多くを経験できる。


日本だけではないが、大都市は人間味が少ないと世界で調べた結果そのような


データが出た。ニューヨークの地下鉄では椅子に座っている状態で寝ているのか


どうかは不明だったためか死亡推定時刻は三日前だったとあった。


住む場所はどこでも、心さえ広く持てれば、人間は変わると私は思う。



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