第213話 リオネル・メッシ
“本当に愛していることのためなら、どんなことでも乗り越えられる”
私にはまだないが、それを現実で実践というか当たり前のようにしている人を
知っている。
私の叔父は人生の師である。
彼は苦難な事や苦悩を見せることはない。
しかし、彼が毎日涙を流していることは知っている。
私は東京に出る前に、叔父に会った。
叔母はアルツハイマーだ。
私は1分おきくらいに、どなたでしたっけ? と何度も聞かれた。
私は叔父の苦悩をその度に味わった。
何度言っても一瞬で記憶から消える。
料理の勉強になると叔父は言っていた。
叔父の心の辛さは分かっていた。
だから叔父には相談する気もないし、伝えるつもりもない。
Twitterをしたら書いてしまいそうだから書けない。
叔父はPC専門の教授だった。私が何か書いたらバレる。
私の悲痛は永遠に私と共にある。
人生は色々ある。
私は年明けに保健士さんにあった。私には良し悪し、色々な事が起きる。
保健士さんには厄災の御払いを勧められたが、その程度なら自ら跳ね返せる。
過去を振り返って、よく笑い話をすることはあったが、
これは死ぬまで笑い話にはならない。
叔父には日々敬意は払っている。彼も日々辛い、私よりも辛いはずだ。
どちらが辛いかは問題ではない。
二人とも日々を乗り越えて、生きていることが大事だからだ。
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