第110話 ジェームズ・フリーマン・クラーク


  ”すべての真の勇気は良心から生まれる

    人が勇敢であるためには

  自分の良心に従うことが大切なのだ”



真の勇気は良心からだけではないと私は思う。

この言葉を見た時に頭をよぎったのは

土方歳三である。


当然、もっと色々いるのではあるが

銀魂のPVの見過ぎの成果? かと思う。


彼は負け戦だと知りながら最後まで戦った。

私はそれは彼なりのけじめだと思う。

それは良心ではなく彼なりの最後の意地だったのだろう。


私もその道を辿たどろうとしたから

気持ちはよくわかる。

最後は確かに自分の良心に従ったのだとは思う。

この”自分の良心”という言葉が大事である。


他人や世間がいうものではなく自分自身をしっかりと

確立し一貫性を貫いていく姿勢が大事だ。

これを良心という枠で納めるのかは何とも微妙ではあるが

私が思い描く良心とはまた違ったものだとすれば

納得はいく。


何事も自分目線だけで答えを出してはいけない。

人それぞれに道があり、人生があり、その最後には死が

やってくる。それが自分の人生である限り他人が

あれこれ言うのは間違っている。


間違っている人をただすのなら分かるが

結果的にだけ土方歳三は負けたが

その名は後世に残した。それだけの生き様だったことが

これにより証明され彼の名が今もあるのは

彼に勇気があったからだろう。

正しい道など存在しなかったあの時代において

最後まで意地を通し自らの道を進んで死んだ。

死ぬことは分かり切っていたがその道を進んだ。


彼等が残した勇気ある行動は必ず勇気に繋がる。

色々複雑に絡みあう中でも彼は一貫性を通した。

それも勇気が無ければ出来ない事だ。


言うほど簡単に勇気を手にする事はできない。

前に話したかは忘れたが、

昔、私は漫画やアニメ、映画の主人公などが

何故好かれるのかを分析したことがあった。


多角面から見て、その作品ごとに当然主人公の違いはある。

しかし、それを越えて皆に人気があるのは何故か?

あらゆる面から見た結果、

主人公にブレがないという結論に至った。

つまりは一貫性である。何が起きようとも

自分自身の考えからブレない自分を持っている。

これは共通して言えた。


悩みや色々な事が主人公にはまとわりつく。

進撃の巨人もいい例だと言える。

彼は一切ブレなかった。一番大切な仲間のために

どうすればいいのかを自分で考えた。


相談すれば間違いなく他に犠牲がでるか

ミカサに猛反対されることは分かっていた。

愛されているし、彼も皆を愛していた。

彼に残された道は他になかった。


その裏側の苦悩は漫画の中では描き切れていないが

もし、憧れている誰かか何かがあるなら

サッパリと切り捨てて自分自身で独自の魅力をつけることを

お勧めします。


影響を与えたものや人物はいるかもしれませんが

人間は皆が個です。自分で色々な事に挑戦する勇気を

以て生きれば自ずと魅力は出てきます。


まずは自分を確立する旅をするのが

何よりも大事と言えるでしょう。


そして勇気を以て行動に移せるには

それに打ち勝つため若さが必要です。

若い時に身に着けたならあとは進むだけです。

当然生きている限り壁はありますが

若い時に打ち勝つ勇気を手に入れていたら

幾つになっても挑戦心や真の強さがあります。


知り合いによってその精神を手に入れておくべき年齢に

違いは見られますが、平均して三十歳くらいまでに

自分を確立していれば更なる高みを目指せることでしょう。

私的には三十五歳くらいまでなら

何とかなると思うのですが、若いに越したことはありません。


当然ではありますが、二十五歳あたりまでは犯罪ぎりぎりの

経験もありだとは思っています。若い時にしか経験できないので

夢があるならそれが一番いいですが

それはそれで難しいのでとりあえずは第一歩前に進んで

みてください。

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