第88話 世界は灰色だ


”この世は灰色、黒と白があるのは映画の世界だけだろうか?”



確かにこの世は灰色だ。それは認める。

だが私はこの産まれた世界で白を目指して生きてぬいて死ぬ。

奴らとの事で私の中で何かが変わった。


それは人間とは、誇りとは、人生とは何かを考える機会を得たからだ。

だから俺は黒には染まらない。白くあり続けるため命を削ってやる。


私はあの時の感情を感じないようになった。

それにより今も生きている。


偽善者であり、腐り切った自分が見えないような奴らを見て

私は絶対にああはならないと誓った。

意味のある人生を送るため、その意味を誰にも知られなくても

貫こうと思う。


人それぞれの人生だ。好きに生きればいい。

私は無理矢理そうありたい訳ではない。

奴らを見て、絶対に腐りたくないと思った。

そうならないためには日々それを忘れることなく生きるだけだ。


この世に白と黒はある。ほとんどの人間は灰色だ。

勇気ある者だけが白くなれる。

腐った奴らは黒くなるだけで

白と黒の世界はあると私は断言する。

 

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