第9話 どう考えたら 居酒屋の三景

街も徐々に活気を取り戻して来た。


近所の居酒屋もプラシールドを席に配置し、広めの座席間隔へと店内をプチ改装して営業を再開した。昨今のコロナ騒動で静かにしている期間が長すぎたせいもあって、騒がしいお酒が苦手になってきたが、店側に対する小さな支援っていうか恩返し気分で久しぶりに飲みに行った。


今日は週末という事で店内も混んでおり、顔を知った店員さんも大忙しだ。店員さんの案内は諦めて店内を移動し、いつもの席に座ってしばし待って落ち着いた頃合いで店員に声をかけてオーダーをした。


コロナ明け、結構みんな飲みたがっていたのだろうか厨房も忙しそうだ。


しばし待っていると店員が注文した日本酒と馬刺しを持ってやってきたのだが、いつもついてくるお通しの小鉢が無い。きっと忘れているのだろうと思って店員さんに声をかけた。


「つまみ忘れてない?出してくれる?」















俺は店外に放り出された。








はーい。時しらずです、今日も元気にしょうもないでーす。

おじさんが「つまみだされましたね」かっぁかっっか。


なんて言うんでしょうか、こういう俺常連なんだぜ?優遇しろよ系おじさん。

混んでる居酒屋にソロで来て、少なくなった席数を考慮せずに、席に座って忙しい最中にチビチビオーダーしてお通しを強要っていう地獄コンボ。はよ禿げろって思います。


次回!時しらず先生。超新星になる。

「私の執筆力は、この星に収まらないのですよッ! ザ・バクシン的超新星なのですッ!!!」(cv:三澤紗千香風サクラバクシンオー)

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