第3話 アレクサンドリア図書館の司書

 50万巻を超える書籍と人の叡智を生み出す学術機関として、プレトマイオス2世の統治統制の元にあらゆる知識を集め。

 権力と癒着した哲学から距離をとり、9柱の女神に知を捧げる事を目指した学術機関として知の栄華を集約した場所。


それが私の勤める先であるアレクサンドリア図書館だ。


 書の多くはパピルス紙と言われる草を原料にした紙だ。その多くは異国エジプトにて作られている。強く独特な匂いがあるが草を格子状に編み込み作り上げている事もあり頑丈だ。長い輸送にも風雨にも強い。


 そして大敵となるのは、日焼けによる乾燥と変色そして腐食だ。日と火に弱い書だが大図書館にて防げる。


問題は腐食だ。


 それ故に、司書の仕事の大半は書と書簡の定期的な移動による腐食防止になる。

今日も朝早くから多くの同僚と共に奇跡のような知の集約を損なわないように慎重に配置を変えていく。


司書のほとんどは、書を読み、運ぶという日常の中で、慢性的な肩こりと腰痛に悩まされている。


今日も仕事を終えて、体をほぐしている。


この運動は司書に代々伝わる方法で目や肩そして腰の疲労に凄く効く。

時間がある人はやってみると感じるだろう。


両手を前に出して。


右手で左手の手首を掴み。


そのまま頭の上に持っていく。








・・・こーぶらー。りびんぐみーぶるぅー。



はいっ寺沢先生申し訳ありません。

ちょっと肩こりの時にストレッチしたら発見したんです。

あれ?これサイコガン撃てそうじゃね?って!!


時しらず先生の連載は何処へ向かう!!

次回、TTD(天山ツームストンパイルドライバー)

「オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍」




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