第28話 迷子
子どもというのは、親が思っている以上にたくましく育っているものです。普段から色々と教えておくと、自分自身でしっかり考えて、わからないなりに何とかしようとします。その時々によりますが、それにより問題が解決することもあります。
本人の意識としては、いつの間にか【親が】いなくなったのであり、自分が迷子になったという意識がありません。デパートにおける迷子の娘が、親を探す時にとった行動の話。
ピン・ポン・パン
「迷子のお知らせです お客様の中に【迷子の】母様がいらっしゃいましたら○階の○○までお越しください 娘さんがお待ちしております」
ななななんだって!!!
母は迷子になったらしいのです。
自分が迷子になったという認識はありません。いつの間にか母は何処かへ行っており、しょうがないな母は!と声をかけてくれた店員さんに連れられ、サービスセンターで【迷子の母】を探してもらったのでした。状況を正確に把握していたであろう店員さん……しかし、ちゃんと子どもの言う事をしっかり受け止めて、そのままアナウンスしてくれたのです。
何度かデパートに来た際にアナウンスを聞き学習していたのです。
子どもというのは、いつの間にか成長している生き物です。迷子はあなたでしょ!と言いたいところをグッと抑えて、良くできましたと褒めてあげてください。
ドヤってる子どもは可愛いですよ。
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