277 GHP探索編 その54 ──とある元王女との邂逅 その33──
アリス女王たちに拉致されたアン。陰でコソっと運営にチクったら大混乱したらしいが、それはまた別の話し(笑)
さて、女王たちはアンを拉致って何をさせたいのか……
━━━━━━━━━━━━━━━
──アンの場合 その2──
チクったのはメッセージでだったが、何となく陰で大騒ぎしてる不穏な空気を読むアン。
(……リアルに戻ったら問い詰めればいっかな?)
静かに溜息を吐き、未だ慌てて弁解してるアリス女王とクールに溜息吐いてるカルラが……
(こちらはこちらで……まぁ、悪どいことを狙ってやってる訳ではなさげ……)
という訳で、
「落ち着いて……きちんとした理由があるなら怒らないから」
といって、ようやっと女王は落ち着いたのであった!……大丈夫か? この国?
・
・
「ん゛ん゛っ……実は、ザックくんたちが送って来た情報である程度、私を引き摺り下ろそうとする貴族やら敵対する組織の目途が立ってね……」
アリス女王がそう切り出し、
「そこで、魔王の生まれ変わりであるアン氏にその拠点を潰して貰おうということになったの」
カルラが引き継いで拠点潰しの要請内容を述べる。
(は?……この女、今なんつった?)
アンは魔王という単語に反応する。
「あの……今、何ていいました?」
アンはカルラに視線を固定して問う。
「アリス女王に逆らう貴族と組織の拠点を潰して頂k「その前です!」……」
食い気味に言葉を被せるアン。カルラは僅かに溜息を吐いてから、
「魔王の生まれ変わり、ですk「そう、それ!」……」
再び食い気味というか食い切って発言するアン(苦笑)
「何で「魔王の生まれ変わり」って認識なのっ!?」
ASOはゲームだ。そしてアンは人間種族としてキャラ……否、アバターを創った筈。確かに魔王のギフトはアバターを創った時にランダムで付加された……と聞いている……が、生まれ変わりとは?
「チッ……それはだな……」
アリス女王が面倒そうに小さく舌打ちをしてから、話し始めるのだった……
━━━━━━━━━━━━━━━
アリス女王、脳筋だからなぁ……説明は面倒だろうなって話し(苦笑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます