ちょっくら検証してみよう
逆襲のシャア編
第13話・シャアとアムロ、初めての共同作業(意味深)
私は世代的に一年戦争なら
なので今回は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』をチェックしてみたら……
セリフの8割以上がデタラメでした。
彼らニュータイプは嘘八百を口にしながら、心で会話していたのです。シャアは「地球がもたん時が来ているのだ!」とか言いつつ『地球が破壊されてしまう助けて!』とSOSを発していたのです。
なぜならアクシズ落としは地球寒冷化作戦ではなく、地球破壊作戦だったから。
アクシズに大量の核爆弾が搭載されてたの、おかしいと思いませんでしたか?
そう、シャアは核の冬どころか、核で地球を死の星にする計画の片棒を
そしてロンド・ベルですが、黒幕はシャア・アズナブルです。
エゥーゴとカラバを再編成した組織なんだから当然でしょう。
前回書いた宇宙世紀の裏シナリオを運営する秘密結社の組織内派閥は、シャアと旧ホワイトベース乗組員たちによって生まれたのです。
道理でアムロがいると思ったよ!
アムロはカラバとエゥーゴの裏ボスがシャアだと知ったから、シャアの真意が地球破壊作戦ではないと知ったから、引きこもりをやめて参戦したのです。
ただしカラバの黒幕がセイラさんな可能性はあります。わざわざ似たような組織を2つも用意する意味を考えるとねぇ……。
シャアは地球から人類を追い出す宇宙開拓計画こそ賛成していましたが、地球の完全破壊は断固阻止したかったのだと思います。
だからこそクェス・パラヤは地球を壊そうとする父親を止めようとシャアの元へ行き(ロンド・ベルでは直接介入できないから)、自ら父アデアウアーを殺害したのです。
ちゃんと父親が乗っていると知った上で殺したのです。だから気持ち悪かったのです。嫌いだった悪者を消しただけなのに気持ち悪かったのです。
ただしアデナウアーはルナツーの核をコロニー公社に運び出させ、カムランを通じてネオ・ジオンとロンド・ベルの両方に流出させた二重スパイで味方。
クェスは父親がやってる事が複雑すぎて、ニュータイプ能力だけでは理解できず敵認定してしまったのです。
だから気持ち悪かったのです。
ギュネイはナナイさん同様にシャアのお目付け役、地球破壊作戦側の人間で、それが元でクェスは嫌うフリをしています。ニュータイプなナナイさんが二重スパイ化だと気づいたからで、本当に危険なのはギュネイの方でした。
なのでクェスとギュネイの会話はデタラメだらけの腹の探り合いで終始しています。聞いててさっぱり意味がわからないのは、そのせいです。
ちなみにケーラはアストナージさんからサイコフレームの情報を得た地球破壊作戦派の手先で、ギュネイはケーラと接触して情報交換していたようです。
ギュネイは何とか無事に返そうとしたようですが、アムロはわざとフィン・ファンネルを動かしてケーラを抹殺、アストナージさんには適当に誤魔化しておきました。
ヤクト・ドーガもサイコミュ機なので、反射的に動いてしまったのはギュネイの方だったのです……バレたと気づいてケーラを消したのかもしれませんが。
とにかくシャアはアクシズと核爆弾による地球破壊作戦を防ごうと、アデナウアーやカムランを通じてアクシズ売却の情報と核ミサイルを提供(カムランと核の組み合わせは、さすがに不自然すぎます富野監督!)、アムロはアナハイムとチェーン・アギを騙して届けたサイコフレームでνガンダムを建造させました。
2機のサイコフレーム搭載モビルスーツをリンクさせ、サイコ軌道計算能力を強化するためです。
ちなみにチェーンもスパイだったのでクェスに嫌われています。
レズンを撃墜した際にサイコフレームのサイコ計算能力を知り(ニュータイプではサイコ回避されてしまうので、レズンはオールドタイプのエースパイロットである必要があった)、その後オクトバー・サランの手紙でサイコフレームがネオ・ジオン由来と知り、アムロとシャアがサイコフレームのサイコ情報処理能力でアクシズ落としの変更と再計算を行う計画に気づいて、リ・ガズィで阻止に向かったのです。
そして動きを察知したクェスに妨害され、何も知らないハサウェイに邪魔させた上で事故に見せかけて抹殺。
しかし、あっさりハサウェイにバレて殺されてしまいました。ニュータイプを誤魔化せる訳がなかったのです。サイコフレーを持っているだけの素人では高レベルニュータイプの敵ではなく、瞬殺されてしまいました。
「そんなこともわからないから、大人って、地球だって平気で
「壊すで」はなく「消せる」なので、ハサウェイはクェスの殺害どころか地球破壊作戦の存在まで知ってしまったのです。
ちなみにT字サイコフレームに宿っていた残留思念の主は、チェーンではなくクェスでした。
一方そのころ、アムロとシャアは喧嘩しながらブライトさんの仕掛けた核爆弾の起爆装置を、中継器を介してνガンダムに接続、νガンダムとサザビーのリンクで爆破のタイミングを正確に割り出し、アクシズをイイ感じにケーキ入刀して分割、落下の威力を調節しました(だからブライトさんは爆破作業を中断したのです)。
ララァへの想いが2人の
これくらいの量ならミライさんも無事に地球を脱出できるでしょう。なぜなら地球は核で破壊されるのではなく、最低限の質量だけを落として『寒冷化するぞ早く逃げろ』とハッタリで人類を地球から追い出す口実にするだけなのですから。
その後アムロはサザビーをブッ壊して脱出の準備に入ります。
ここから先はコックピットのサイコフレームさえあれば事足りるので、ブン殴って頭部だけ破壊したのです。
残骸を残してシャアを表向き死んだ事にするためで、あとはナナイさんがうまくやってくれるでしょう。
しかし、ここで予想外の事態が発生しました。
シャア「私の勝ちだな。今計算してみたが、アクシズの後部は地球の引力に引かれて落ちる。貴様らの頑張りすぎだ(このままではアクシズはマズいところに落ちる。我々は頑張りすぎたのだ!)」
アムロ「ふざけるな。たかが石っころひとつ、ガンダムで押し出してやる!(こうなったら
νガンダムがアクシズに逆噴射かけてるの、みなさん不思議に思いませんでしたか? あの極端なSF者でヘソ曲がりな富野監督が、逆噴射でアクシズを押し出すとか言ってるんですよ? ラー・カイラムの艦橋で、ちゃんとアクシズの後部が減速して地球に落下するって言ってるのにですよ?
そう、アムロはアクシズの落下地点をずらそうとしていたのです。
落とすのはアムロも最初から了承済みだったのです。
シャアが計算した落下地点がどこだったのかって、そりゃミライさんたちのいる場所でしょう。そんな感じの演出になってましたから。
なおシャアの軌道計算はνガンダムとのリンクがあって初めて成立するものです。
演算はサイコフレームがやってくれますが、コックピットだけでは観測データが得られませんからね。νガンダムのセンサーを使ったんですよ。
ただしここで予想外の事態が発生しました。
連邦一般兵「ロンド・ベルだけにいい思いはさせませんよ!」
ネオ・ジオン一般兵「地球が駄目になるか、ならないかなんだ。やってみる価値ありますぜ!」
やめてくれこんな事につき合う必要はない
こうしてアムロとシャアによる初めての共同作業は、何も知らない一般兵たちによってメチャクチャにされてしまいました。
おまけに2人の話題がララァに及んだ瞬間、サイコフレームが本格的にオーバーロードを起こし、アクシズの落下そのものを阻止してしまいます。
アムロは慌ててシートから離れるものの、サイコフレームの共振と暴走は止まりませんでした。
大騒ぎの後始末はナナイさんの仕事。
本人は何ともなってないのに「大佐の命が吸われていきます……」とか適当な事を言ってシャアが死んだ事にしています。マジ有能です。
あとクェスの残留思念を持ったT字サイコフレームが飛び上がっているので、アムロたちはその後を追ったと思われます。
その後はナナイさんの手の者に回収されたか、デビル再生した(もしくはサザビーのサーベルが出力を下げていた)νガンダムの股間から耐熱フィルムや耐熱フィールドが出て大気圏突入したのでしょうね。
テム・レイのトンデモ装備にはアムロも命を救われているので、νガンダムに装備されてない訳がありません。
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