第8話 始まりの色

「……アタシの生まれた村がゴブリンに襲われたのは、アタシが3歳のとき」


 戦地を目指して突っ走る馬車の中で、スラムの少女ドミニーカは語った。

 四人乗りの車内キャビンには俺と彼女、そしてステージ衣装のままのアヴローラとミーリツァが収まっている。先程は石畳の上をがらごろと走っていたこの馬車だが、今は魔導車輪で少し地面から浮き上がっているらしく、速度に反して揺れはほとんど感じない。


「家も人も、みんな焼き尽くされた。父さんと母さんは、アタシと妹を床板の下に隠して、くわかまでゴブリンに立ち向かって……」


 ドミニーカの声が嗚咽おえつに震える。俺はふところからシルクのハンカチーフを取り出して彼女に差し出したが、彼女はその布の意味するところを理解しないのか、濡れた目をぱちりとしばたかせただけだった。


「……この姫サマの母親は」


 質素な服の袖口で涙を拭って、彼女は目の前のアヴローラを指差す。


「その時、金持ちの町だけを守って、アタシの村には助けに来てくれなかった」

「それは……」


 アヴローラもまた、こみ上げる何かに喉を押さえ、悲しそうな目でドミニーカを見返していた。隣に座るミーリツァが、やはり暗い表情のまま、それでも優しく彼女の肩に手を添えている。


「……あの時、お母様は、町の魔物を倒したらあなたの村にも駆けつけようとしていましたわ」


 絞り出すように言うアヴローラに、ドミニーカは涙交じりのままフンと小さく鼻を鳴らした。


「口では何とでも言えるって。結局来なかったのが全てじゃん」

「……そう、ね」


 姫君はしゅんと視線を落とし、衣装の胸元からちゃらりと歌姫ディーヴァ宝玉・ジェムのペンダントを引っ張り出していた。朝はくすんだ褐色かっしょくに染まっていたそれは、ミニライブと握手会を経て、今では鮮やかな真紅にきらめいている。

 輝く宝玉ジェムを握り締めて涙をこらえる彼女の表情を見れば、その元の持ち主が十年前にドミニーカの村に駆けつけられなかった理由は容易にわかった。


「もっと、力が……。力があれば……」


 健気けなげな姫の呟きが、俺の確信を裏付ける。

 既にオワコンと化していた歌姫という存在。それでもアヴローラの母親は必死に歌い、必死に戦っただろう。きっと、貧しい村だからといって見捨てるような人ではなかっただろう。

 しかし、時代に取り残された歌姫が、僅かに残った信仰から得られる程度の魔力では、魔物に脅かされる全ての人々を救うには足りなかったのだ。


「――アヴローラ」


 俺が彼女に声を掛けようとしたとき、ミーリツァの声がそこに重なった。


「姫様。力はあります」


 新品の歌姫ディーヴァ宝玉・ジェムを握り、アヴローラの肩を優しく抱いて、騎士娘はりんとした声で言った。


「今のわたし達なら、きっと多くの人を守れます」


 彼女の手の中の宝玉ジェムには、漆黒の内から生まれ出るような真白ましろい光が宿っている。

 ……まったく、その励ましは今俺がやろうとしていたのに、キャプテン名代みょうだいが優秀すぎてプロデューサー形無しだ。


「ミーリツァ……」


 アヴローラが顔を上げ、彼女を、そして俺を見た。


「ああ。あるさ、力は」


 俺も答えて頷き返す。

 アヴローラは気丈な笑みを取り戻し、再びスラムの少女に目を向けた。


「わたし達は、この国の皆を守ってみせますわ。これまで守れなかった分まで」

「……どーだか」


 ツンと顔を背けたドミニーカの目に、しかし微かに期待の色が浮かぶのを俺は見逃さなかった。

 ドミニーカ=ダスカー。わざわざ歌姫への恨み事を言うために握手会の列に並びたがっていた少女。決して無関心ではないこういう子こそ、何かの拍子に感情のベクトルが逆転すれば貴重なファンになってくれる。


「『罵声アンチに揉まれてスターは活きる』……か」

「は?」


 怪訝けげんな目付きを向けてくるドミニーカに、俺は黙って口元をほころばせた。

 この少女にも見せてやりたい。アイドルの本気の戦いを――。



 ◆ ◆ ◆



 王都から馬車を飛ばして20分ばかり。神々の畑ボーク・ポーリェと呼ばれる小さな村は、魔物どもから逃げ惑う人々の悲鳴と、彼らを守って戦う兵士達の叫び声の坩堝るつぼと化していた。

 村の家々のあちこちから火の手が上がり、逃げ遅れた人達のむくろを人間大の魔物の足が蹂躙じゅうりんしていく。

 兵士を蹴散らし、村を荒らす数十体の異形いぎょうの群れ。二足歩行に緑色の肌、爛々らんらんと光る目に長く尖った耳を持つそれは――


「ゴブリン……!」


 ドミニーカが張り詰めた声で呟いた時には、ミーリツァはキャビンの扉をがたんと押し開け、アヴローラの手を取って立ち上がっていた。


「姫様、行きますよ!」

「え、ええ!」


 急停車した馬車からひらりと飛び降りるミーリツァと、彼女に手を引かれてぎこちなく後に続くアヴローラ。僅かによろめいた足取りを立て直し、姫君は車内の俺達を一瞬振り返って、こくんと強く頷いてきた。

 赤と白にそれぞれ輝く歌姫ディーヴァ宝玉・ジェムのペンダントを揺らし、赤紺チェックのミニスカートをひるがえして、二つの影が戦場へ駆ける。


「……アイツら、ほんとに戦うんだ」


 ぽつりと呟くドミニーカの肩は、幼少期の体験がフラッシュバックしたのか、小刻みに震えていた。


「ああ。その目にしっかり焼き付けていきなよ。アイドル達の姿を」

「アイドル……?」


 この世界の人々にまだ定着していないその言葉を、ドミニーカの唇が不思議そうになぞる。


「閣下、馬車を退避させますか」


 馭者ぎょしゃを務める従兵が尋ねてくるが、俺は「いや」と首を横に振り、アヴローラ達の背中を目で追っていた。

 二人の戦いぶりを、そのチームワークを、俺もしっかりと目に焼き付けておかなければならない。彼女達のプロデューサーとして、今後のグループ運営の参考にするためにも。


「助けに来ました!」


 背中の剣をすらりと引き抜き、騎士娘が兵士達の前に割って入る。ゴブリンの蛮刀ばんとうと必死に剣を交えていた兵士達が、その声に振り返り、ぎょっと驚いた顔になる。


「き、君達は……!?」

「王都の歌姫です。お下がりください!」


 宝玉ジェムの輝きの残像を引き、風を纏ったミーリツァがその健脚で鋭く大地を蹴る。スカートの下の生脚に兵士達が目を奪われた瞬間には、彼女の剣は眼前のゴブリンの肩口をあやまたずとらえ、その醜悪な体躯たいく袈裟懸けさがけに斬り裂いていた。


「っ……!」


 俺の隣でドミニーカが声にならない声を上げる。大きく見開いたその双眸そうぼうは、「信じられない」という驚愕の色に染まっていた。


迅風パリィフ!」


 二体、三体、渦巻く風を宿した剣でミーリツァが魔物を斬り倒す――その傍らでは、


火焔プラーミャ!」


 腰まで届く金髪を熱風になびかせたアヴローラが、指先から撃ち出す火球で魔物を焼き尽くしていく。


「あ、あれが、アイドル……!?」


 ドミニーカの驚く姿を横目に見つつ、俺自身も車内から身を乗り出すようにして彼女達の戦いに見入っていた。

 アヴローラの真紅、ミーリツァの純白。二人の宝玉ジェムに宿る光は未だおとろえる気配もない。ミニライブと握手会で得た王都の人々からの応援が、彼女達に凄まじい魔力を与えているのだ。

 ゴブリンに苦しめられていた兵士達も、逃げ惑っていた村の人々も、今は驚愕の表情で二人の戦いに目を見張っている。


「な、なんて強さだ……!」

「アヴローラ王女と、もう一人は誰だ?」

「見たこともない格好してるぞ!?」


 口々に言い合う人達の声が、風に乗って俺の耳にも届いてくる。

 この世界でアイドルの輝きを見たことがあるのは、先日のトロールとの戦いに居合わせた兵士達と、先程の広場の観客達のみ。それ以外の全ての人々にとっては、アヴローラ達の衣装も、その戦闘能力も、まさしく青天の霹靂へきれきに違いなかった。


「……よし。行けるぞ……!」


 拳を握る俺の隣で、ドミニーカも「スゴイ……」と声を漏らす。

 二人の新人アイドルの奮戦ぶりは、実際、俺の想像を上回るほどのものだった。ゴブリンどもも血相を変えて襲ってくるが、アヴローラの炎の魔法が、ミーリツァの風の剣閃が、瞬く間に魔物を塵芥ちりあくたへと変えていく。

 人々の信仰を魔力に変えるのが歌姫の力。一度のミニライブと握手会で果たしてどれだけの魔力を蓄えられるのかは未知数だったが、今の戦いを見る限りなら、やはりアイドルの戦力化は十分に可能と王様に報告できそうだ――

 ――と俺が考えていた、その矢先。


「危ない!」


 兵士の一人が声を張り上げた。アヴローラとミーリツァが揃って振り向いた先では、


『グオオォォッ!』


 これまで倒してきた雑魚どもの何倍もの体躯を持つ巨大なゴブリンが、けたたましい唸り声とともに、鋭い鉤爪かぎづめを二人に向かって振り下ろすところだった。


「っ! 姫様!」


 ミーリツァが咄嗟にアヴローラの腕を引く。間一髪、鉤爪の一撃がアヴローラの長髪をかすめ、かち割られた地面にはらりと彼女の金髪が舞い上がった。

 兵士達が一斉に二人を守ろうと殺到する。アヴローラは僅かに浮かんだ恐怖の表情を自ら振り払い、巨大な敵めがけて果敢に炎の魔法を撃ち出している。

 だが、巨大なゴブリンはアヴローラの炎の直撃をものともせず、グハハと醜い哄笑こうしょうを上げて鉤爪を振り抜いた。鎧を纏った兵士達が数人、その一撃であっけなく吹っ飛ばされる。


「何だよあれ。あんな奴、どこから……!」


 ぎりっと奥歯を噛む俺に、ドミニーカが横から言う。


「死んだゴブリンの魂を吸ってデカくなったんだよ……アタシの村がやられた時と同じっ!」

「大臣閣下、やはり退避を――」


 従兵の言葉を遮って、俺は逆に車両から飛び降りていた。

 あの巨大ゴブリンと、普通のゴブリン達に挟まれ、アヴローラ達は一気に劣勢へと追い込まれている。兵士達も二人を囲んで必死に剣や槍を振るっているが、魔物と常人の戦力差など火を見るより明らかだった。

 二人の宝玉ジェムの輝きも尽きかけている。広場の観客達から受け取った応援だけではもう足りないのだ。


「アヴローラ、ミーリツァ!」


 戦う兵士達のすぐ後ろまで近付き、俺が二人の名を叫んだとき、巨大ゴブリンの腕の一振りがばちっと音を立てて二人の身体を横薙ぎにした。


「うっ……!」


 魔法のバリアに守られながらも、二人の身体が痛々しく地を削る。決死の声を上げてゴブリンに立ち向かっていく兵士達をバックに、倒れ伏したアヴローラとミーリツァは苦しそうに顔を上げ、キッと俺を見据えてきた。

 人々を守りたいという決意に満ちた二人の瞳が、まだ諦めるわけにいかないと訴えている。


「これを歌え! セカンド・ステージだ!」


 秋葉原の劇場で幾度となく聴いた一つの曲を思い描き、俺は二人に向かって手をかざした。空を掴む二人の白い手が、ばしりと魔法のマイクを握り締める。

 俺の音響魔法で溢れ出す前奏に、兵士達が、ゴブリンどもが、ぎょっとして目を見張る――


「ニュースの、見出しに――」

「踊る文字を眺めて――」

「崩れゆく、平和に――」

「思いを馳せていた――」


 静かに歌詞を紡ぎながら、二つの影が炎の戦場にゆらりと立ち上がる。その凛々りりしい立ち姿には、弓のつるのように張り詰めた歌声には、エイトミリオンの女神達にも劣らない強い意志のきらめきが宿っていた。


「この地球の裏側で――」

「流される血と涙に――」

「僕らは知らぬふりして――」

「画面を閉じるのか――」


 鬼気迫る二人の歌に、傷付き倒れた兵士達が前のめりになって聴き入っている。ニュースだの画面だのといった言葉を彼らが理解しているはずもないが、それでも。


「……姫様」

「俺達のために……」

「二人とも、頑張れ……!」


 彼らの胸を打つアイドルの光は、本物に違いなかった。


「傍観で済ませるな――」

「悲劇から目を背けるな――」


 華奢な足で強く大地を踏みしめ、二人は歌う。

 秋葉原エイトミリオンのフラッグシップ、チーム・オータムの公演表題曲。世界の悲劇を胸に焼き付け、平和を誓う一曲を。


「傍観で済ませるな――」

「僕らは今歴史を見てる――」


 息を合わせてサビを歌いながら、二人はゆっくりと敵に向かって踏み出す。彼女らを囲む兵士達が応援の声を上げるにつれて、二人の胸に揺れるペンダントの歌姫ディーヴァ宝玉・ジェムが、先程までよりも遥かにまばゆい輝きに満ちてゆく。


「悲しみも、愚かさも――」

「記憶に刻んで、未来へ繋ぐ――」

「証言者になるんだ――!」


 一番ファースト・バースを歌い切った二人を歓声の波が包む。ぎゅん、と空気を引き裂き、巨大なゴブリンの爪が二人に迫るが――


「疾風剣技――南風ユージュニィ・一閃ヴェーチェル!」


 目にも止まらぬ速さで地を蹴り跳び出したミーリツァが、疾風を纏った剣の一撃で敵の片腕を斬り飛ばし、


「炎熱魔法! 新天フランチィル・熱波テンペラトゥーラ!」


 一瞬と置かず放たれるアヴローラの灼熱の波が、敵の巨体を炎でめ尽くした。


『グ……ギ……!』


 火達磨ひだるまと化した敵が炎の中で身悶みもだえる。俺は勝利を確信して拳を握ったが、次の瞬間、恐るべきことが起こった。


『ガアァァッ!』


 最後の力を振り絞った巨大ゴブリンが、残った片腕を焼けバチのように振り回し、炎に包まれたまま駆け出したのだ。

 周囲の兵士達を蹴散らし、間一髪逃れた俺の頭上を一足で飛び越えて、魔物は猪突猛進に走る。その行く先には、俺達の乗ってきた馬車があった。


「まずいっ……!」


 あの中には、ドミニーカが……!

 すかさず駆け出した俺の眼前で、従兵がドミニーカの手を引いて馬車から連れ出す。その直後、怒りに任せた巨大ゴブリンの一撃が、馬車の車体をぐしゃりと叩き潰した。


「いやぁっ!」


 地面に尻餅をつき、敵の巨体を見上げて震えるドミニーカ。助け起こそうとする従兵もろとも血祭りに上げようと、魔物の腕が振り上げられる。

 彼女達の方へ必死に走る俺の隣を、刹那、二つの影が追い越した。


『ウガァァ!』


 大振りに叩き付けられる魔物の腕を、魔法のバリアが宙空に押しとどめ――


「させない……っ!」


 ドミニーカ達を庇って飛び込んだアヴローラとミーリツァが、突き出した両手で魔力の防壁を維持しながら、苦しさに顔をゆがませる。

 ドミニーカは金縛りに遭ったように、二人の背中に目を釘付けにされていた。


「なんで……!」


 敵の拳がみしみしとバリアに食い込み、二人の宝玉ジェムの輝きが再び弱まっていく。


「なんで、そこまで……!」


 涙を散らして叫んだドミニーカに、アヴローラはバチバチと爆ぜる火花の中で振り返った。


「守りたいから……」


 ミーリツァと二人、今にも破られそうなバリアに全ての力を注ぎ込みながら、姫君は声を張る。


「お母様が……お祖母様が……皆が守れなかった分まで、わたしが守りたいから!」

「……!」


 スラムの少女の目に光が灯るのを、俺は確かに見た。

 魔物が咆哮を上げ、巨腕を引いて振りかぶる。焼け焦げた腕が少女達に迫る、その間際、


「――頑張れッ!!」


 ドミニーカの張り上げた叫びとともに、真紅と純白の閃光が視界を覆い尽くした。

 突き出したアヴローラとミーリツァの手から魔力の奔流が溢れ出し、魔物の動きを押しとどめる。一つに混ざり合って天地を染め上げるその色は、秋葉原アキバのアイドルの象徴たる鮮やかな桜紅ピンク、全ての伝説の始まりの色――!


「疾風魔法!」

「炎熱魔法!」


 二人の言霊ことだまが一つに重なり、必殺の一撃が解き放たれる。


南風ユージュニィ・熱波テンペラトゥーラ!!」


 轟然ごうぜんほとばし火焔ほむら旋風つむじが、桜色の輝きを放って魔物の巨体を飲み込み、骨の一欠片ひとかけらまでも焼き尽くす。ちりと変わった敵のむくろが風に舞うさまは、さながら散りゆく桜の花びらを思わせた。

 ひたいに玉の汗をにじませた歌姫達が、ふうっと深く息を吐き、揃って振り返ってくる。アヴローラににこりと微笑まれ、スラムの少女は歓喜の声を震わせた。


「すごい、すごいよ、アイドルって!」


 握手会での言葉がウソだったかのように、彼女の瞳は感動と興奮の色に染まっている。


「今なら、楽しく握手できるかしら?」


 優しく歩み寄って差し出してくるアヴローラの手を、ドミニーカは飛びつくように握り返した。その傍らでは、ミーリツァも静かに剣を収め、嬉しそうに二人を見守っている。


「応援ありがとう」


 笑顔で述べるアヴローラに、ドミニーカはコクコクと何度も頷き、それから思い出したように頭巾ずきんを取り払った。

 えへへと気恥ずかしそうに微笑み返す少女の姿を見て、俺は、俺達のグループが真の第一歩を刻んだことを実感していた。

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