第12話

「ここで合ってるわ!今日は一緒に寝ましょう!」


「マジ...?」



「それにしてもこれ、カップ麺、美味しいね!コレ!

私、初めて食べたけど、あったかくて、

なんかホッとする...」


「その仲間でうどんやお蕎麦もあるんだ。今は家にないけど...」


「そーなんだ!

明日はじゃあ、それ、蕎麦の方食べたいな、、」


「あ、うん。明日、スーパーに買いに行って来るよ...」


「お金、これ、、実は少し持っているの。

これで買える?」


諭吉さんを差し出された俺。

お嬢様の少しのお金...は、貧乏人の俺にとってのたくさんのお金だった。


「手軽に買えるものなんだ、

カップ麺はさ...庶民の味方だから、

100円前後でひとつ買えちゃう...」


「そーなの!?」


ほんと、子供みたいな驚きようだ。

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