君の生きた証を刻みたい

常ニ寝 泰

第1話 プロローグ


  君は「運命」というものを信じるだろうか。


 いや、君が信じているか信じていないかは問題ではない。 


 僕は「運命」というものも信じている。そのことが重要なのだ。


 なぜ、重要かって?

 それは僕が1つの「運命」によって救われたからさ。


 え??何があったのか?

 そうだな…話すと長くなることだし、この本に書き記しておこうと思う。これは、数年前の出来事なんだが……


 

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