オンライン戦争…5

━科学者は武器を二つ選んでください


「武器を選ぶのか…」


そもそも武器ってどこにあるんだ?


「ちもちかちさん武器はこっちの武器庫にあるんだよ。まずはここから武器を二個選んでね」

《はい!》


この人優しいな!


「私、黄色武器使いたいんだけど」

「俺は赤武器貰うわ」


黄色武器?赤武器?

あぁ!弾の色か!なるほど!じゃあ俺が触ったことがあるのだと…。


《青武器貰います!》


これでいいわけだ!


《aka buki》

「じゃあ黄色武器で」


それぞれ武器を手に入れる。

二つ目の武器は何にしようかな?


「アンタは二つ目黄色」


え…?

俺の武器勝手に決められたんだけど!?剣にしようと思ってたのに!?


《剣じゃダメですか…?》


「ハァ!?剣!?ばっかじゃないの!?」


ば、ばか!?


「あのね!ユーシンは索敵キャラなの!そんな近距離戦の武器使わない!青武器といい何でそんなに近距離武器ばっか選ぶわけ!?」


あ。なるほど。

それは確かにその通りだ。大人しくMiReiさんから指定された武器を拾う。


「弾とるのも忘れるなよ!青と黄色の二つ!」

《はい!》


この人、口は悪いけどちゃんと教えてはくれるんだなあ。

実はいい人なのか?


「それじゃあ防衛しに行こうか!えっとここでは一番ランクが高いわけだし、MiReiさんにちもちかちさんお願いしてもいいか?」

「ッチ。わかった」

「ということで俺らはSを守っとくわ」


俺の知らないところで俺の知らないことが決まっていく…!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る