第396話 【迷宮の報酬・1】
数日間の休暇を取った俺達は、十分体を休ませるのとそれぞれのやりたいことが出来た。
クロエとレイに関しては、久しぶりに王都でのショッピングを楽しみ、レンは魔法玉の研究や他の研究も捗ったと言っていた。
そして俺もなんだかんだ新たな趣味に出会う事が出来て、みんなそれぞれ満足のいく休暇を取る事が出来た。
「さてと、これは迷宮から帰って来てやっておけば良かった事なんだけど、皆のステータスを確認しようと思うんだけど、皆は良いかな?」
「いいよ~、私もジン君のステータス気になってたし」
「勿論、私も良いよ。ステータスの確認は大事だからね」
「俺もだ。というか、俺はジンが今回の攻略でまたどこまで成長したのか気になっていた」
俺の言葉に皆はそう言うと、順番にステータスを見る事になり、まず最初に見るのはレンからだった。
✤
名 前:レン
年 齢:17
種 族:ヒューマン
身 分:平民
性 別:男
属 性:水・光
レベル:87
筋 力:4997
魔 力:5519
運 :78
スキル:【水属性魔法:5】 【光属性魔法:5】 【魔力強化:5】
【剣術:4】 【体術:3】 【集中:5】
【調合:5】 【錬金:5】 【調理:5】
【状態異常耐性:5】【付与:5】 【並列思考:5】
【古代錬金術:5】
固 有:
能 力
称 号:金級冒険者 稀代の錬金術師 加護持ち
古代錬金術師 歴史を変える者 遊戯神の迷宮攻略者
加 護:薬神の加護 遊戯神の加護
✤
「新しいスキルとかは無いけど、レベルが大分上がったな」
「このままいけば、レン君も90レベルに到達しそうだね」
「レン君強くなったね~」
俺達はレンのステータスを見て、それぞれそう言った。
筋力・魔力が平均的なレンだったが、徐々に魔力よりのステータスに変わってきている。
「やっぱり最近は前衛に出る事が減ったから、能力値の差が出始めたね」
「ああ、それもあるけど訓練も魔法ばかりしてるからな……最近は剣もあまり持ってないから、そろそろちゃんとそっちの訓練もしないとなとは思ってる」
レンは自分のステータスを見ながら、そう言うと次にレイのステータスを見る事になった。
✤
名 前:レイ
年 齢:17
種 族:ヒューマン
身 分:平民
性 別:女
属 性:火・土
レベル:96
筋 力:9768
魔 力:4647
運 :74
スキル:【戦斧術:5】 【体術:5】 【身体強化:5】
【火属性魔法:4】【土属性魔法:4】【気配察知:5】
【直感:5】 【剛力:5】 【集中:5】
【警戒心:5】 【威圧:5】 【強靭化:5】
【闘志:5】 【冷静:5】 【瞑想:4】
固 有:【怪力】
能 力
称 号:金級冒険者 怪力娘 遊戯神の迷宮攻略者
加 護:遊戯神の加護
✤
「レイは予想してた通り、あと少しでレベルが100になりそうだな」
「凄いね! やっぱり、深層地帯で沢山狩りをしたおかげだね」
「益々、レイが化け物に近づいていくな……既になってるけど」
レイのステータスは予想通りというか、既にレベルが100に近づいてきていた。
成長促進系のスキル無でこれだから、レイの成長速度は努力の賜物だ。
「俺の場合は成長促進のスキルがあるから、多少成長しやすいけどレイはそういうのなしでこれだからな……マジで凄いよな」
「えへへ~、ボスとか沢山狩らせてもらったからね。それに狩りでも私に任せてくれてたから、ここまで上がったんだと思う」
「俺としてはレイがどこまでいけるのか見てみたかったけど、この分だと次の迷宮探索でレベル100にはなるな」
「うん! ジン君に追いついてみせるよ!」
やる気満々でそう言ったレイに俺は「負けないように俺も頑張らないとな」と言い、次にクロエのステータスを見る事にした。
✤
名 前:クロエ・フィストル
年 齢:16
種 族:獣人
身 分:平民
性 別:女
属 性:風・水
レベル:93
筋 力:6247
魔 力:7801
運 :81
スキル:【剣術:5】 【体術:5】 【身体強化:5】
【夜目:5】 【魔力探知:5】【気配察知:5】
【罠解除:5】 【警戒心:5】 【風属性魔法:5】
【水属性魔法:5】【魔力強化:4】【魔力解放:5】
【瞑想:5】 【集中:5】 【魔力視:5】
【並列思考:5】 【冷静:5】 【闘志:5】
【嗅覚覚醒:5】 【威圧:5】
固 有:【獣化】 【覇気】
能 力
称 号:英雄の子 加護持ち 金級冒険者
獣人魔導士 遊戯神の迷宮攻略者
加 護:獣神の加護 遊戯神の加護
✤
「クロエも大分ステータスが上がったな」
「獣人族でここまでの魔力値は本当にクロエだけだろうな、本人の努力が凄いからな」
「クロエちゃんも90超えてるし、一緒に100レベル超えそうだね」
クロエのステータスは相変わらず獣人族にしては魔力が高く、獣人族らしく筋力も相当高かった。
能力値だけ見たらレンの上位互換の様に見えるが、スキル面でそこは二人共別々の道を進んでいる。
「レイちゃんに負けてられないからね! 次の迷宮探索は、私ももっと頑張るからどっちが先に100レベルに到達するか勝負だね」
そのクロエの言葉にレイは「どっちが先か楽しみだね」と、嬉しそうに言った。
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