番外編 文化研究同好会ウラ話②

三枝

「……はーい。『文化研究同好会ウラ話』を始めます……」


藤野

「三枝? どうしたの? なんか元気ないみたいだけど……」


三枝

「いや、まぁ……色々あるんですけど、こう、やっちまったなーと言いますか、大失態を犯したといいますか……」


藤野

「失態って……もしかして、今回もゲストを呼べなかったこと?」


三枝

「いや、そんな可愛いトラブルならいいんですよ……。ぶっちゃけ、このコーナーはアタシがいればいいじゃないですかぁ?」


藤野

「疑問形で言われても答えに困るけれど……でも、だったらどんなトラブルが起こったの?」


三枝

「いや、これは完全にアタシたちが悪いんですけど、先週の深夜更新でも、このコーナーやったじゃないですか?」


藤野

「うん。あっ、もしかして不評だったりした?」


三枝

「いや、別にそういう意見はなかったんですけど……。このコーナーが始まったせいで、本編の話数整理がめっちゃややこしくなったんですよ」


藤野

「……えっと、よく分からないんだけど」


三枝

「このコーナーって、いわば本編とは全然関係ない番外編みたいなものじゃないですか? だから、このコーナーだけ『番外編』って形で、章の最後に置いておこうと思ったんですね? というか、実際に最初はそうしていたんですよ」


藤野

「うん。それ自体は、別にいいことなんじゃないの?」


三枝

「それがですねー、最後に置いとくと、本編の次のお話を更新すると、どこが最新のお話なのか、分からなくなっちゃうというトラブルが起こりまして……逆に読者の皆さんに混乱を与えちゃったんですよ……はぁ」


藤野

「そうだったんだ……。確かに、最新話が1番下に来ないっていうのは、ちょっとややこしいかも」


三枝

「ですです。それで、申し訳ないのですが、番外編も章の間に挟む更新にすることにしました……いや、ホント、ごめんなさい」


藤野

「三枝がこんなに謝るなんて、珍しい……」


三枝

「アタシだってミスがあればちゃんと謝りますよ。それが大人というものです」


藤野

「三枝が常識的なことを言ってる……」


三枝

「先輩はアタシを何だと思ってるんですか。というわけで、これはあくまでも番外編ですので、こんなグダグダなトークはいらないという人たちは、遠慮なく飛ばしてくださいね」


藤野

「できれば、こういうミニコーナーも楽しんで欲しいけど、こればっかりは強制できないもんね。というか、コーナー自体を中止にするってことはなかったんだ」


三枝

「それも考えて、実際にやろうと思ったみたいですよ? でも、すぐに中止にするっていうのも、なんか違うと思ったみたいです。あと、このあとの本編は、アタシの出番が減ってしまうので、何としてもアタシが主役のこのコーナーは残してもらうように脅……お願いしました」


藤野

「いま、脅すって言わなかった? っていうか、三枝、出番減るの?」


三枝

「らしいですよー。全く、何考えてるんですかね。アタシがいないこの小説なんて、四次元ポケットのないド〇えもんみたいなものだと思いませんか?」


藤野

「その意見には映画版の名作を含めて議論したいところだけど、確かに三枝とこうして話ができなくなるのは、ちょっと寂しいかも。なんだかんだ、色々助けてもらってる部分もあるし」


三枝

「おおっ! そんなこと言ってくれるなんて、先輩分かってるじゃないですか~。でも、大丈夫ですよ。アタシは先輩のことをずっと見守っていますから」


藤野

「三枝がいうと、ちょっとホラーなんだよな……。本当にどっかから見られてるような気がするし……」


三枝

「大丈夫ですよ。コンプラも厳しくなってきましたし、盗撮はもうしません」


藤野

「そうなることを祈るよ。じゃあ、今回はこの辺にしとく?」


三枝

「そうですね。このままだと、旧作を含めた映画版ド〇えもん談義に話が発展しそうですし」


藤野

「それはそれで僕は大歓迎だけど、それはオフレコにしておいたほうが良さそうだね」


三枝

「では、今回はお詫びも含めての更新となりました。あっ、ところで先輩、最後に1つ、質問いいですか?」


藤野

「ん? なに?」


三枝

「先輩って、ザ・ド〇えもんズの中で誰推しですか?」


藤野

「三枝……悪いけど、その話は長くなるから覚悟しろよ」



次回につづく……かも?

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